「取っ替え引っ替えするつもりはない」パリSG指揮官、GK併用案は頭になし。去就注目のネイマールは「楽しくやっている」

2022年07月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ナンバーワンは1人で定着させたい」

共に世界を代表するGKドンナルンマ(左)とナバス(右)。パリSGで世界一激しい正守護神争いが繰り広げられている。(C)SOCCER DIGEST

 プレシーズンツアーで来日中のパリ・サンジェルマンは7月23日、埼玉スタジアム2002で浦和レッズと対戦。16分にパブロ・サラビア、35分にキリアン・エムバペ、75分にアルノー・カリムエンドがゴールを奪い、3―0と快勝を収めた。

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 20日の川崎フロンターレ戦から連勝となったなか、クリストフ・ガルティエ監督は会見で浦和戦を以下のように振り返っている。

「大変興味深い試合だった。私たちの対戦相手は3日前と同じように、やはりチームとして組織力があった。最初の10分間は相手がかなりプレスをかけてきたということで、私たちは中々いい位置取りができなかったよ。我々のプレーを徐々に前に押し出せるようになって、調整をした通りに試合運びができるようになった」

 川崎戦ではジャンルイジ・ドンナルンマ、今回はケイラー・ナバスがスタメンでゴールを守った。マウリシオ・ポチェティーノ前監督は昨季、シーズンを通してワールドクラスの2人のGKをローテーションで起用していたが、現指揮官はこの会見の場で、今季はドンナルンマをファーストチョイスとすることを明言した。
 
「シーズンスタートに当たり、私の態度ははっきりとしている。GKを取っ替え引っ替えするつもりはない。ナンバーワンは1人で定着させたいと考えている。ナバスは私がどういう期待をしているか、ナンバーツーの役割として何をしなければいけないか分かっている。もちろん心の底にはフラストレーションがあるだろう。でもやはりPSGのようなクラブでは、2人しっかりとしたGKがいるというのはとても大事なことでもある」

 さらには、移籍報道が出ているネイマールにも言及。「かなりハッピーな形で、しっかりとした形でスタートを切っていると思う」と状態の良さは認めつつも、細かい部分は不透明だとしている。

「私には分からない。出るのか、残るのか、ネイマールと個人的にその点について話し合ったことはないからだ。しかしながら、練習をする際などに、そういったこと(報道)が妨げになっているとは思わない。彼自身は練習をとても楽しくやっているよ」

 フランス王者は今後、25日に日本での3連戦の最終戦で、ガンバ大阪と相まみえる。様々な憶測も飛び交うが、シーズン本番に向けた仕上がり具合と、チーム内の雰囲気は良好な様子が窺える。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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