ナポリからチェルシーに移籍したカリドゥ・クリバリが、ナポリへの思いとチェルシーへの移籍を決断した理由を明かした。『La Gazzetta dello Sport』が７月20日に伝えている。

「８年も住んだナポリは私の故郷だ。ただ、新しいチャレンジが必要だった」

　ナポリへの愛情を示したクリバリは、チェルシーへの移籍を決めた経緯も語っている。

「１か月くらい前にジョルジーニョ（2014～18年にナポリで一緒にプレー）から電話があって、『チェルシーに来ないか？』って言われた。僕は『オファーがあったら嬉しいけど、自分から移籍を志願することはできないな』と答えたんだ。そうしたらチェルシーからオファーが来てね」

　チェルシーのトーマス・トゥヘル監督からも、直々に電話をもらったという。

「トゥヘルからも電話があった。そこで『チェルシーに来てほしい』って言われた。すぐに『OK』と返事をしたよ」

【動画】チェルシーのキャンプに合流したクリバリをチェック！

　これまで何度も、多くのビッグクラブからオファーを受けていたクリバリ。この夏、ついに移籍を決断したのは、自分なりのタイミングがあったからだという。

「何人かの選手から、『２～３年前にプレミアリーグに移籍するべきだった』と言われたけど、自分が思う"いま"というタイミングを待ちたかったんだ」

　これまでフランスのメス、ベルギーのヘンク、そしてナポリでプレーしてきたクリバリは、プレミアリーグ初挑戦となる。

「世界最高のプレミアリーグに、適応していかないといけない。プレミアリーグはスピードが重視され、戦術的なセリエＡとは異なる戦いをしているからね」

　世界でもトップクラスのCBという評価を得ているクリバリが、初挑戦のプレミアリーグでどんな活躍を披露するのか。大きな注目が集まる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部