「危機感しかない」E-1香港戦の“スカスカ”スタジアムに鹿島の小泉社長が警鐘「言い訳せずに今の代表人気を考えないと」

2022年07月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「一生懸命プレーしている選手のためにもやるべきことがある」

香港戦終了後のカシマスタジアムの様子。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表は7月19日、E-1選手権の初戦で香港代表と対戦し、6-0で完勝した。だが、スタジアムの観客の入りは芳しくなかった。

 会場となった県立カシマサッカースタジアムを拠点としている鹿島アントラーズの小泉文明代表取締役社長は、試合後にツイッターを更新。新型コロナウイルス感染拡大のために制限があるという背景があるとはいえ、最大で4万人を収容するスタジアムに訪れた観客は、4980人だったと明かしている。

「当然ご来場頂いたサポーターの方々には感謝ですが、カシマだから、火曜だから、香港が相手だからと言い訳せずに協会やリーグと今の代表人気を考えないとサッカー人気の停滞は本当に危機感しかないですね。一生懸命プレーしている選手のためにもやるべきことがあります」

 そして、18日に行なわれた有料公開練習で1万3000人を集めたパリ・サンジェルマンの集客力をも引き合いに出し、「協会とリーグでもっと距離感近く危機感を共有したいですね」と綴った。
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 この投稿には、サッカーファンから様々な声が集まっている。地元鹿島のサポーターからは「鹿島アントラーズからひとりでも選出されていたら観戦しに行ったんですが…」「代表だろうが地方のスタジアムの代表戦は地方のヒーローがいなきゃ、地元の人はこないでしょう」といった意見が寄せられた。

 また、「前も平日に来た時は何万人は入ってたのに。海外組と思ってもこれは酷いですね」「日本代表みるよりJリーグのチームの試合を見てる方が面白いです」「試合会場と選手メンバーセレクションの乖離」「今日のメンツを見るためにカシマスタジアムはきついと思う」「JFAは危機感持てよ」「A代表の試合で5000人割るようになったのか…」「交通の便がどうのこうのではない。観たいと思う試合ならサポは観に行きますからね」「本当に危機感」といったコメントも見られた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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