CB高橋はなが悔いた日韓戦での失点シーン。1年後のワールドカップに向けたなでしこジャパンの課題は?

2022年07月20日 サッカーダイジェスト編集部

韓国戦には2-1で勝利

CBとして日本の守備を支える高橋。韓国戦でも奮闘した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本で開催されているE-1選手権の初戦、韓国と対戦した池田太監督率いるなでしこジャパンは2-1で接戦を制し、白星スタートを切った。

 なでしこジャパンは33分に相手のクリアミスもあって、ペナルティエリア右を抜け出した成宮唯がマイナスのクロスを送ると、宮澤ひなたが冷静に押し込んで先制に成功する。一方で59分には日本はペナルティエリア内でボールを持たれた相手の10番、チ・ソヨンに上手くターンをされて右足で決められ同点に追いつかれた。

 それでも65分にはすぐに引き離す。植木理子が右サイドを持ちあがってマイナスのクロス。ペナルティエリア中央に走り込んだ日本の10番、長野風花が蹴り込んで勝ち越し、その後は粘り強い守備を披露した日本が2-1で勝利を収めた。

 CBとして最終ラインを統率した高橋はなは「ロングボールを警戒していたので、その練習の成果として、ロングボールでやられなかったのはひとつの成果かなと思います」と振り返る。
 もっとも失点シーンには悔いも残ったようだ。

「シュートを打たせてしまうと、失点につながってしまうので、ペナルティエリアに入った時点で前を向かせない守備をすべきでした。私も2、3歩寄せられればシュートを防げたんじゃないかなと思います」
 
 チームは1年後にオーストラリアとニュージーランドの共催で行なわれるワールドカップでの躍進を目指す。そのための課題も前述の失点シーンを含めて表われた。

「ピンチのところはもうひとつ寄せたいなと。私としてもチームとしても球際のところはいけるようにしていきたいです。球際のところは必要だと思います」

 E-1選手権を通じてチームはさらなるブラッシュアップを図る。守備の要を中心にどれだけ粘り強いディフェンスを見せられるかも楽しみだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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