ジャパンツアーで来日中のパリSGが７月18日、秩父宮ラグビー場で公開トレーニングを開催。日本のファンを沸かせた。
 
　観戦チケットはトレーニングとしては高額な4500円ながら事前に完売。スタンドは１時間前の段階から埋まりはじめ、最終的には13370人のファンで埋まる。リオネル・メッシやキリアン・エムバペ、ネイマールらスター選手たちのユニホームを身に付けたり、フラッグを振るファンも多かった。
 
　予定より10分ほど遅れて選手たちがピッチに姿を見せると、スタンドは大歓声。選手たちがこれに拍手で応えると、「メッシ！」、「ネイマール！」、「エムバペ！」と大きな声が飛んだ。
 
　選手たちはランニング、サーキットトレーニング、パスゲーム、ゲーム形式のオフェンス・パターン確認、ミニゲームなどのメニューを精力的にこなした。
 

　パリSGはまだ来日２日目で、午前中のキッズサッカークリニックではクリストフ・ガルティエ監督が「まだ時差ボケも残っている」と漏らすなど、選手たちのコンディションは万全ではなかったはずだ。
 
　それでも「新・銀河系軍団」と謳われるスター軍団だけあって、さすがのクオリティーを随所で発揮。日本のファンはそのテクニック、スピード、パワーに感嘆し、ゲーム形式の練習でゴールが決まる度に試合さながらのどよめきが起こった。
 
　トレーニング終了後には、選手たちがファンクラブのサポーターを相手にサインや記念撮影に応じる場面もあり、イベントは大盛況で幕を閉じた。
 
　パリSGは今ツアーで３試合のプレシーズンマッチを予定。７月20日に川崎フロンターレ、23日に浦和レッズ、25日にガンバ大阪と対戦する。
 
取材・構成●サッカーダイジェストWeb編集部