「白人だったら同じことは起こらない」ラッシュフォードが人種差別を語る。「加入以来ずっと過渡期」のマンUにも言及

2022年07月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「採点で嫌な思いをしたことがある」

昨季は加入以来、最低の成績に終わったラッシュフォード。新体制で復活なるか。(C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが、自身が遭った人種差別被害を振り返った。英紙『Daily Mail』が7月15日付けで伝えている。

 問題が起こったのは昨年7月、イタリア代表とのEURO決勝(1-1、PK2-3)後のこと。SNS上で、PKを失敗したラッシュフォード、ジェイドン・サンチョ、ブカヨ・サカに向けた、誹謗中傷および人種差別的なコメントが多数散見されたのだ。

 ラッシュフォードは同胞の俳優ダニエル・カルーヤや、バスケットボール界のスーパースター、レブロン・ジェームズらと共に出演した番組で、この話題に言及。「もし3選手が黒人ではなく、白人選手だった場合、憎悪のレベルは同じだったか」と尋ねられると、こんな見解を示している。

「正直なところ、それはない。同じだったとは思わない。でも同時に、人々は(人種差別という問題に)気付かなかっただろう。黒人3人組であろうと白人3人組であろうと、彼らは自分の感じた通りに反応しただけだと思う」

 以前には「採点で嫌な思いをしたことがある」とも明かす24歳は、「罵声を浴びてメンタルが壊れそうになったことがあるか」との問いには、こう答えている。
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「いや、それはない。フォワードとして常にリスクを背負っているからね。リスクを冒さないというのは、何か間違ったことをしているということだ」

 また、番組内ではユナイテッドがタイトル争いから早々に脱落し、チャンピオンズ・リーグの出場権が与えられるトップ4入りさえ逃した昨季に触れる場面も。ラッシュフォードは、クラブは過渡期にあり、2013年にサー・アレックス・ファーガソン監督が去って以来、安定を見出すことが困難だったことを認めている。

「(このクラブでプレーすることは)明らかに素晴らしいけど、昔のユナイテッドは、それまで何年も成功していたからね……。一度味をしめたら、どうしたらもっと確実なものになるかを学ばなければならない。僕が加入以来、クラブはずっと過渡期で、安定を得るのは難しい状況だ。だから浮き沈みが激しい。でも歴史のあるクラブだから、その感覚を取り戻すために地道にやっているけど、一朝一夕にはいかないね」

 10番を背負う生え抜きスターは昨季、失意のEURO後に行なった肩の手術により出遅れ、チームが低迷するなか、自身も過去最低のリーグ戦4ゴールに終わった。エリク・テン・ハーフ新監督の下で完全復活を遂げ、カタール・ワールドカップという大舞台で、人々を見返す機会を得られるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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