「個人で勝てる時代ではない」三笘薫が内田篤人に語ったチュニジア戦後の発言の真意「勝てないのは目に見えている」

2022年07月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「意外と話題となった」

話題となった発言について、内田氏(右)に語った三笘(左)。(C)SOCCER DIGEST

 DAZNで配信中の元日本代表DF内田篤人氏の冠番組『内田篤人のFOOTBALL TIME』の最新回に出演した日本代表MF三笘薫が、話題となった発言について、改めて意図を明かした。

 三笘は先月行なわれたチュニジア戦に0-3で完敗を喫した後、次のようにコメントしていた。

「チームとしてもボールを持った時に、ニアゾーンなどを取りにいくことを共有するのか、そういうバリエーションが少ないと感じる。(チュニジアのように引いて守る相手に対しては)ミドルシュートで相手を引き出すとか、そういうチームとしての組み立てをやっていかないと、(個々が勝手に仕掛けて)カウンターを受けるなど、毎試合こういう流れになってしまう。チームとしてどうやって攻めていくか、決まり事ではないですが、色んなものを持たないといけない。個人でのコミュニケーションで、『立ち位置をこういう風にしてほしい』と言っているが、チーム全員で共有できているかと言われればそうでない部分が多いし、そこが必要かなと思う」

 とりわけ「決まり事がチーム全体で共有されていない」という部分が反響を呼んだこのコメントについて、「意外と話題となった」と振り返った三笘は、その真意をこう語った。

【画像】入籍したお相手と並んで薬指にはめた指輪を見せる三笘

「共通認識の共有がまだできていないというか、もっとできると思う。それができれば、もっと早めに動いたり、相手の後手に回らないで、流動的に動けるのかなと思ったので、そういう発言をした」

 内田氏も「間違ってないと思う。みんながそうだと思っているんだから、そうなんだろうね」とコメントした。

 また進行の野村明弘アナウンサーが「いま代表のクラブ化みたいなのがヨーロッパで言われているじゃないですか。(ワールカップで対戦する)ドイツやスペインは共通認識に長けていると思いますが。対抗するためには日本もそこを上げていけないという意識ということですかね?」と質問すると、25歳のドリブラーはこう返答している。

「個人のレベルで勝てる時代でもない。個の強い選手が共通認識を持って組織的にやっている現代サッカーのなかで、僕たちもやっていけないと勝てないのは目に見えている。この前のチュニジア戦もそうですし、そういうところは勝利に確実に影響してくる」

 日本代表の中でも抜群の突破力を誇り、個の能力の高い三笘だが、個人レベルでは限界があり、世界の強豪国と戦うためには、コンビネーションを高める必要があるという見解を改めて示した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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