JFAが世界の頂点へ歩むための道筋「Japan's way」を発表。日本サッカー界の力を結集できる体制を構築

2022年07月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「これを発信して、終わりです、ではなくて、ここからが大事」

JFAが日本サッカーのさらなる発展の指針となる「Japan's way」を発表。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本サッカー協会(JFA)は7月15日、日本サッカーが世界の頂点へ歩むための道筋「Japan's way」についてオンライン会見を実施した。

 JFAは2005年1月1日に、「JFA2005年宣言」を発表。2050年までにサッカーを愛する仲間を1000万人にして、ワールドカップ(W杯)を自国で開催し、その大会で優勝するという明確な目標を打ち立てた。

 日本代表は1998年のフランスW杯で初めて世界のひのき舞台に立ってから、ここまで7大会連続でW杯出場を決めている。夢の実現に向け、2006年に技術委員会で最初に用いられた「Japan's way」をしっかりと再定義した形で発信して、日本サッカー界の力を結集できる体制を構築すべきだという考えだ。

 登壇者の反町康治技術委員長は、「これを発信して、終わりです、ではなくて、ここからが大事。これを基に、どういうアクションをしていくのか」を重視。これから続く世界大会などを踏まえ、「トレンドは必ず生まれてくる。我々もテクニカル・スタディ・グループを大会に派遣して、いろんな情報を得て、それを基にアップデートして、メインは変えないが、枝の部分は少しずつ、より良いものを目ざす」と語る。
 
 フットボール・カルチャーの創造、望まれる選手像、プレービジョン、ユース育成など、「Japan's way」のビジョンが詳細にまとめられたデジタルブックが完成し、Jリーグの公式ホームページでも公開予定だ。

 制作に尽力した影山雅永JFAユースダイレクターは「新たに発信することで、全国のサッカーファミリーで、サッカーの熱を、次の波をもう一回、起こそうじゃないか」と意気込む。勝利のみを追求するのではなく、「みんなが幸せになる、やっている人も、審判も、指導者も、家族も。年間のカレンダーとともにハッピーになれる。そんな日本サッカーを目ざした、今回の『Japan's way』である」と伝えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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