湘南が5試合ぶり失点も1-1ドローで5戦負けなし。広島は野上の同点弾で勝点1奪取

2022年07月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

広島はスタメン9人変更

湘南は池田(写真)のゴールで先制も後半に追いつかれドロー決着。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグは7月10日、J1第21節の7試合を各地で開催。エディオンスタジアム広島ではサンフレッチェ広島対湘南ベルマーレが行なわれ、1-1の引き分けに終わった。

 立ち上がりは、強度の高い守備から湘南がチャンスを作り出す。14分、カウンターから池田昌生のパスを受けた舘幸希がペナルティエリア手前中央からミドルで狙ったが、GK大迫敬介の好セーブに阻まれる。さらに41分、敵陣中央でボールを受けた平岡大陽がドリブルで持ち上がりシュート。しかし、再び大迫が立ちはだかった。

 一方、前節の横浜F・マリノス戦から9人スタメンを入れ替えて臨んだ広島は、浅野雄也やナッシム・ベン・カリファに素早くボールを預け、縦に早いサッカーを展開するが、得点には繋がらない。両チームとも決め手を欠きスコアレスで前半を折り返す。
 
 後半入ると、序盤から広島が攻め込む。46分、途中出場のジュニオール・サントスが背後に抜け出し、ペナ右からラストパス。上がってきた川村拓夢が合わせたがGK谷晃生にキャッチされ得点は奪えず。

 ピンチを防いだ湘南は52分、左サイドから高橋諒が深い位置まで侵入し、マイナスのクロスを供給。そのボールをペナ中央で待ち構える池田が落ち着いてゴールに流し込み先制点を挙げた。

 1点のビハインドを負った広島だが、徐々にテンポ良くボールが回るようになり、主導権を握る。67分、押し込んだ展開から右CKのチャンスを得ると、野津田岳人が蹴ったボールをニアサイドでJ・サントスが頭でそらすと最後は野上結貴が合わせネットを揺らし同点に追いつく。湘南は5試合ぶりの失点となった。

 勢いに乗る広島はさらに74分、野津田の左CKを今津佑太がニアでそらし、野上がヘッドで狙ったがクロスバーに直撃。逆転ゴールとはならなかった。

 湘南も終盤、町野修斗らを投入し攻勢をかけたが、ゴールは奪えず試合はそのまま1-1で終了。湘南は先制点を守り切れずも、5試合負けなし。前節に横浜に敗れている広島は連敗回避となった。

 次節、広島は17日にアウェーで京都サンガF.C.と、湘南は16日にホームでアビスパ福岡と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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