Jリーグは７月９日、J１第21節の２試合を開催。等々力陸上競技場では川崎フロンターレ対ガンバ大阪が行なわれ、４－０のゴールラッシュで川崎が完勝を収めた。
 
　優勝を争う３位川崎と残留争いに巻き込まれている15位Ｇ大阪。ともに２試合勝利なしと苦しむ両者の一戦となった。
 
　立ち上がりから縦に速い攻撃で相手ゴールを脅かす川崎が幸先良く先制。６分、チャナティップの浮き球のパスに反応したマルシーニョが左サイドを抜け出し、グラウンダーのクロスを供給。これにゴール前でレアンドロ・ダミアンが右足で合わせてネットを揺らす。
 
　ビハインドを負ったG大阪は11分、脇坂泰斗に対し、足の裏を見せてスライディングタックルをした奥野耕平が一発レッドで退場に。早くも数的不利の状況となってしまう。
 
　さらに攻勢を強めるホームチームは、20分に追加点。ゴール前でボールを収めたL・ダミアンがスルーパスを供給すると、ペナルティエリア左に走り込んだマルシーニョが、左足のダイレクトシュートでゴールへ流し込む。
 

　30分には、左サイドからの佐々木旭の低い弾道のクロスに、ペナルティエリア中央で反応した脇坂が左足を振り抜き、ゴール右に沈める。その６分後には、家長昭博が右CKからバイシクルシュートで４点目を決め、大きくリードを広げて前半を折り返す。

　後半も川崎が勢いそのままにボールを保持し、攻勢を強める。奪われても即時奪回し、アタッキングサードでの細かい崩しからシュートチャンスを作る。

　69分に脇坂、73分にL・ダミアン、77分に遠野大弥、80分に小林悠が立て続けに惜しいシュートを放つなど、再三決定機を創出。最後まで試合を優位に進め、４点のリードを守り切った川崎が３試合ぶりの勝利。G大阪が３試合白星なしとなっている。

　次節は16日、川崎はアウェーで名古屋グランパスと、G大阪はホームでセレッソ大阪と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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