「サッカーへの造詣が深いファンが多い」27年ぶりに来日するパリSGの幹部が、日本の印象を語る【インタビュー】

2022年07月08日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「我々にとって日本はとても重要なマーケット」

「選手全員が、日本に行くことを楽しみにしている」と話したヴァゼル氏。

『Paris Saint-Germain JAPAN TOUR 2022』で、27年ぶりにパリ・サンジェルマンが日本にやってくる。

 7月7日、『ワールドサッカーダイジェスト』のインタビューに応じてくれたパリSGのアジア太平洋地域のマネージングディレクターであるセバスチャン・ヴァゼル氏に、日本ツアーへ向けた選手の反応や、日本でのマーケティングについて語ってもらった。

――今日はよろしくお願いいたします。

「ハロー! インタビューの機会をいただきありがとう。とくに『ワールドサッカーダイジェスト』という誰もが知る媒体からの取材を嬉しく思うよ」

――早速ですが、パリSGにとって日本はマーケットととしてどのような存在でしょうか?

「現在、クラブのSNSフォロワー数は全世界合計で1億7000万人もいて、そのうちおよそ600万人が日本のファンだ。我々にとって日本は、とても重要なマーケットで、プライオリティーの高い国だと思っている。サッカーとファンのつながりがとても強い国だと感じていて、そんな日本のファンの皆さんとこの夏を一緒に過ごせることを嬉しく思っている」
 

――日本のサッカーファンに対して、どのような印象をお持ちですか?

「Jリーグが来年(2023年)で30周年を迎えるということもあり、熱心なサッカーファンとサッカーへの造詣が深いファンが多い印象だね。我々としてもパリSGのファンを増やすために『LINE』や『ツイッター』で、公式日本語アカウントを開設したりと注力しているよ」

――今回の日本ツアーへ向けた選手たちの反応はどうでしょうか?

「パリSGのメンバー全員が、日本に行くことを楽しみにしている。クラブとしては1995年以来27年ぶりの来日となるし、日本に行ったことがない選手も多いだろうから、もう待ちきれないって感じさ」

――選手たちが日本滞在中に行ってみたい場所や楽しみにしていることはありますか?

「選手たちは日本の文化に触れたいと思っているみたいだね。フランスと日本、パリと東京はいろいろと共通点があると感じていて、たとえばファッションや食事、ライフスタイルなどの体験を楽しみにしているようだ。それにファンとの交流をすごく楽しみにしているよ」

――過密日程ですので、全員のニーズを満たすのは難しいかもしれませんね(笑)

「おっしゃる通り! とても忙しいスケジュールなので難しいだろうね(笑)。ただ、選手たちは遊びに来たわけでなく新シーズンへ向けた準備のために日本で試合をするわけだからね。クラブとしては、選手たちには今回試合を行なう東京と大阪の土地柄やファンのことをより理解してもらうために特別なプログラムを用意しているんだ」

次ページ今回のジャパンツアー中に新たな発表も…

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事