「最大の収穫のひとつ」セルティック井手口陽介、PSM初戦でチーム最高評価!「まるで新たに補強した選手のようだ」

2022年07月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今の彼は少し勢いに乗っている」

シーズン初戦で好パフォーマンスを披露した井手口。(C)Getty Images

 同じタイミングで加入した同胞たちが活躍するのを見守るだけに終わり、新シーズンに向けて期するものがあるのは想像にかたくない。

 1月にセルティックに加入した井手口陽介は、先発デビュー戦で負傷交代を余儀なくされた。しばらく戦列を離れざるを得なくなり、日本から一緒に加わった前田大然や旗手怜央がインパクトを残すなか、復帰してからも出場機会に恵まれなかった。リベンジに燃えているはずだ。

 セルティックは7月6日、オーストリア3部のウィンナー・ヴィクトリアと親善試合を行い、7-0と快勝した。この試合でフル出場を果たした井手口に、地元メディアが賛辞を寄せている。

 専門サイト『THECELTICWAY』は、採点記事で井手口に8点と、旗手怜央らと並ぶチーム最高タイの点をつけた。同メディアは「自分にできることを示そうと意気込んでいるだろう」と、井手口をたたえている。

「守備ラインを打ち破ろうという真の意欲を見せ、ハタテと一緒に見事なパフォーマンスを披露した。まるで新たに補強した選手のようだ」

【画像】PSM初戦でキャプテンマークを巻いてプレーした井出口
 また、『YARDBARKER』も「ボールを持っているときは着実で、何度か素晴らしいインターセプトをするなど、自分にこなせる役割があることを示した」と称賛している。

「華やかさという点では、レオのようではないかもしれない。だが今季、一役買うことができるのは確かだろう」

『67 HAIL HAIL』は「プレシーズンマッチ初戦には良いところがたくさんあっただろうが、そのひとつがヨウスケ・イデグチの90分間のパフォーマンスだったことは疑いない」と激賞した。

「中盤のあらゆるところにいて、その粘り強さを示し、何度か素晴らしいチャレンジもあった。より頼もしかったのは、疲労もうかがわせなかったことだ。終盤になっても戦い続け、相手を封じ込めた。足跡を残そうと意欲的だった。プレシーズンは通常、フィットネスレベルを高め、新シーズンに向けて試合勘を身につけていくものだ。だが、イデグチはすでに十分に準備できているようだった」

 同メディアは「セルティックの中盤はニル・ビトン退団で大きな穴ができている。イデグチはその役割を狙うべきだ。今日は相手の水準から、まだ彼がその役割を満たせるか分からない。だが、彼が準備万端であることは分かった」と続けている。

「今日の最大の収穫のひとつがイデグチだった。今の彼は少し勢いに乗っている。また印象を残すだけの機会を得るのは確かだ。今季シーズン、彼の成長が魅力的なものとなるのは間違いない。主役になれることを願う」

 日本とグラスゴーのファン、そしてアンジェ・ポステコグルー監督も、そうなることを願っているはずだ。スコットランドでの2年目、井手口は雪辱を果たすことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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