「W杯のドイツ戦は楽しみ」ボルシアMG加入の板倉滉、入団会見で語った“ブンデスと日本の違い”、自らの強みとは?

2022年07月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

SDは「チームをより良くしてくれる」と絶賛

新天地での手応えを語った板倉。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 現地時間7月4日、マンチェスター・シティからブンデスリーガのボルシアMGに完全移籍で加入した板倉滉が、記者会見を行なった。クラブ公式HPが紹介し、現地紙『BILD』も報じている。

 この日、板倉はテーゲルン湖で始まったトレーニングキャンプに参加。新たなチームメイトとともに初めてのトレーニングをこなし、ファンサービスにも応じたという。現地サポーターからはサインやセルフィ―を求められ、歓迎ムードを肌で感じたようだ。ちなみに、『BILD』は「板倉はすぐに英語でチームメイトに話しかけ、盛り上がっていた」と早くも溶け込んでいたと伝えている。

 その板倉は、記者会見で移籍の決め手を「僕を最も欲しがってくれたクラブだから」と明かしている。

「今回の移籍で一番重要なポイントは、本当に僕を欲しがってくれているかどうかだった。だから、ボルシアへの移籍を決めたのは最もシンプルで簡単な理由だ。チームのことやクラブのことをすべて知るためには時間が必要だけど、もうすでに素晴らしいチームだということは感じている。今日のトレーニングもたくさんのファンが来てくれて、すごく良かった。スタジアムでサポーターの前でプレーするのが本当に楽しみ」

 また、自らの"強み"についてはこのように述べた。

「僕はセンターバックと6番(ボランチ)、両方のポジションをこなすことができる。最近は長い間、センターバックをやっていた。けれど、6番はチームにとってすごく重要なポジションなので、意欲もある。最終的にどこでプレーするかは監督が決めること」
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 このコメントに、同席していたローランド・ヴィルクスSDは「コウのクオリティは抜群だ。彼は我々のチームに骨格を与え、安定性をもたらしてくれる。そういう選手がチームにいると、他の選手も育って、チーム全体が良くなっていく。とても重要な存在になり得る」と太鼓判を押した。

 そして、会見では11月に開幕するカタール・ワールドカップの話題も。グループステージで対戦する日本とドイツの違いについて問われた25歳は、このように回答している。

「日本では、どちらかというと技術に重きを置いている。ドイツでは、フィジカルとスピードが重視される。それが僕の考える最も大きな違いだ。ワールドカップの対戦が楽しみ。このゲームでは日本に勝ち目がないという声も多く聞く。けれど、もちろん僕らにもチャンスはあると思う」

 21-22シーズンを2部のシャルケで過ごした板倉のドイツでの挑戦は、2年目に突入。8月13日に行なわれるブンデス第2節では、古巣であるシャルケとのアウェーマッチが控える。

「すごく特別なゲームになると思う。シャルケとの対戦はとても大事だし、お世話になったチームで、特別な思いがある。でも、やっぱりそこで勝ちたい」

 ちなみに、トレーニング初日を見守ったダニエル・ファルケ監督は「彼も私もサッカーを愛している。お互いに理解を深めていくことが重要だ。トレーニングキャンプを見ると、すでにだいぶ溶け込んでいるように思うよ」とコメント。新シーズン開幕までの約1か月間で、どれだけチームでプレゼンスを発揮できるか、現地でも期待は高まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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