元アイルランド代表FWのトニー・カスカリーノ氏が、リオネル・メッシとのライバル関係を持ち出し、クリスチアーノ・ロナウドのマンチェスター・ユナイテッド退団を予想した。

　37歳のポルトガル代表FWは、スポルティングでデビューしたシーズンにチャンピオンズ・リーグ（CL）予選に出場。翌年に18歳でユナイテッドに加入以降は、マドリー、ユベントス、再びユナイテッドと、メガクラブを渡り歩きながら、19シーズン連続でCL本大会に出場してきた。

　しかし、13季ぶりに赤いユニホームを身にまとい戦った昨シーズンは、個人ではリーグ３位の18ゴールを挙げるも、チームは低迷。優勝した宿敵マンチェスター・シティに35ポイント差を付けられての６位に終わり、世界最高峰の大会の切符を逃した。

　退団を要求したと報じられ、その去就が世界中で注目を集めるなか、かつてチェルシーなどでプレーしたカスカリーノ氏は、英メディア『talkSPORT』でこの話題に言及。

「ロナウドはエゴの塊のような選手だが、プレーしたチームは成功している。ゴールを決め、賞賛を浴び、史上最も偉大な選手の１人だ。全てを手に入れることができ、勝利さえすればそれでいいという感じだ。勝てないとなると今度は問題が出てくる」と前置きしたうえで、復帰１年での退団を裏付ける根拠をこう語っている。
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「彼はチャンピオンズ・リーグで141ゴール（予選での１ゴールを含む）を奪っている。でも（今シーズン出場しなかったら）ちょっと怪しいと思う。メッシは125ゴールだ。ロナウドは最も偉大なゴールゲッターになりたいはずだから、チャンピオンズ・リーグでプレーしないなんてことはない。彼はそうやって形作られているんだ」

　新シーズン、メッシはフランス王者パリ・サンジェルマンの一員として、例年通りCLに参戦する。決勝トーナメント１回戦で、マドリーに衝撃の逆転負けを喫した昨シーズンは、５ゴールに終わったが、持ち前の爆発力を考えれば、現状でのC・ロナウドとの16点差は一気に埋まる可能性もある。

　ライバルより２歳上のポルトガルの英雄は、CLの通算得点ランキングをどれだけ意識しているのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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