パリSG退団が噂されるネイマールに対し、チェルシーが獲得に本腰? 英メディアが見解「彼らに資金はある」

2022年06月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

パリSG会長の発言を不快に?

パリSGをCLベスト4に導いたトゥヘル(右)とネイマール(左)。(C)Getty Images

 プレミアリーグのチェルシーが、パリ・サンジェルマンに所属するブラジル代表FWネイマールの獲得に乗り出す可能性は、ゼロではないようだ。

 パリSGのナセル・アル・ケライフィ会長は先日、スペイン紙『MARCA』のインタビューに応じ、「ネイマールが退団する可能性はあるか?」と問われると、「私が言えるのは、全選手に昨シーズンよりもはるかに多くの仕事を期待しているということだ。全て100%でなければならない」とコメントした。

 この発言は暗にネイマールの不振を示唆したとされ、本人や父親の耳にも届き、不満を抱いたとされる。仏紙『Le Parisien』によれば、「パリSGはネイマールへのオファーに耳を傾ける用意があり、資金面での妥協も考えている。だが、本人たちは退団の意向はなく、もし退団となった場合も選手側は莫大な契約解除金を要求する」という。
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 進退が注目されるネイマールだが、「獲得に関心を寄せている」のがプレミアリーグのチェルシーだという。英メディア『football.london』は、「ロメル・ルカクのインテル行きが決まったことが、ネイマール獲得に大きな弾みとなる」と伝えた。

「監督のトーマス・トゥヘルは今夏、新オーナーのトッド・ベーリー氏のもと、2億ポンド(約330億円)の資金を抱えているとされる。すでにルカクを初めとした多くの選手が去っているが、今後もクリスティアン・プリシッチ、ハキム・ジィエフ、ティモ・ヴェルナー、セサル・アスピリクエタ、マルコス・アロンソの退団も取り沙汰されている。

 こうした戦力を放出しながらも、トゥヘルはチームを強化しなければならない。そのなかで浮上したのがネイマールだ。一時期に比べればパリSGは売却に前向きで、金額も相談の余地がある。元同僚のブラジル代表DFチアゴ・シウバも"勧誘"しており、移籍の可能性を探っているようだ。本格的に必要ならば、かつてパリSGで指導したトゥヘルも口説こうとするだろう」

 ネイマールの移籍先には、サウジアラビアのコンソームによる買収で資金力を得たニューカッスルも候補のひとつと報じられている。ブラジル代表のエースがパリSGを退団するのかどうかも含め、今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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