「あざ笑う者もいるかもしれないが…」モナコ移籍の南野拓実にリバプール地元メディアが見解!「歴代のレジェンドたちに匹敵する」データとは?

2022年06月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「真のサポーターなら誰でも彼がアンフィールドでこなしてきた役割を知っている」

2年半でリバプールを去った南野の地元メディアは高く評価した。(C)Getty Images

 南野拓実はリバプールで成功できなかった。だから移籍することになった。そういう見方は、ある。

 2021-22シーズン、南野はリーグカップやFAカップでチーム最多の得点をマーク。リバプールの2冠に大きく貢献した。だが、戴冠を果たした決勝戦では出場機会なし。プレミアリーグ先発出場は1試合にとどまった。

 レンタル期間を挟んで計2年半にわたる在籍で残した数字は、公式戦出場53試合の14得点。プレミアリーグに限れば、出場30試合で4得点だった。大舞台でインパクトを残すことができなかったという声があるのは確かだ。

 だが、リバプールの専門サイト『EMPIRE OF THE KOP』は6月29日、「タクミ・ミナミノのリバプールでの役割は、控えや国内カップ戦要員だったかもしれない。だがそれは、影響力がなかったという意味ではない」と報じている。

「中には彼のリバプールでの日々をあざ笑う者もいるかもしれない。だがデータは、彼がクラブ歴代のレジェンドたちにも匹敵することを示している」
 
 そのデータこそ、2つの国内カップ戦でチーム得点王だったという事実だ。同メディアは「これは2005-06シーズンのスティーブン・ジェラード以来のことだ」と伝えている。

「ほかに達成したのは、1995-96シーズンのロビー・ファウラー、1980-81シーズンのケニー・ダルグリッシュ、計3回達成したイアン・ラッシュだ」

 EMPIRE OF THE KOPは「大げさに見えるかもしれない。国内カップ戦の価値の低さを指摘する声もあるだろう。だが、前述の名前が物語っている」と締めくくった。

「真のサポーターであれば誰でも、彼がアンフィールドでこなしてきた役割を知っているだろう。そして、その努力をたたえているはずだ」

 南野のモナコ移籍を受け、ユルゲン・クロップ監督は「監督にとって夢のような存在」と絶賛。失敗だったとの見方を「間違っている」と断じ、大きな貢献をしてくれたと強調している。

 リバプールという世界最高峰のクラブで爪痕を残した南野は、モナコでさらなる飛躍を目指す。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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