セルティックに移籍してすぐに圧倒的な活躍を見せ、メディアやサポーターから確かな評価を得た旗手怜央は、シーズン終盤戦に向かう中で調子を落としていった。いわゆる"勤続疲労"が原因と考えられている。

　デビュー戦でマン・オブ・ザ・マッチに輝き、２試合目で初ゴールを決めた旗手は、宿敵レンジャーズとの２月のオールドファームで、２得点・１アシストと爆発。チームを３-０の快勝に導いた。ライバルと入れ替わり首位に立ったセルティックは、そのまま１年での王座奪還を果たしている。

　ただ、川崎フロンターレでフルシーズンをこなしてから欧州シーズンの後半戦に臨んだ旗手は、徐々に調子を落としていった。もちろん、それでも初の海外挑戦で十分な出来だったと言えるが、旗手自身も疲労の影響があったことを認めており、さらなる活躍に意気込んでいる。

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　それだけに、夏のバカンスを経て、セルティックでプレシーズンをこなしてから臨む新シーズンへの期待は大きい。英衛星放送『Sky Sports』のアンソニー・ジョセフ記者は、『GIVEMESPORT』で「レオ・ハタテはエキサイティングなMFだ。だが、彼は疲れていた」と話した。

「日本でフルシーズンをこなし、カップ戦にも出て、そのままセルティックでの半シーズン。彼自身も、疲労やペースについていくのが大変だったと話している。彼は疲労困憊だった。だから本当にしっかりと休み、良いプレシーズンを過ごすことが必要だ。来季の彼はスターのパフォーマンスをすることができるかもしれないと思っている」

　当然、ライバルたちは旗手に対する警戒を強めているだろう。プレシーズンからの海外生活は初めてであり、未知数なところもある。それでも、旗手がそのポテンシャルをより発揮し、グラスゴーでの評価をさらに高めるのを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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