「日本サッカー界の信望が守られた」名古屋がジョー契約問題のCAS裁定を肯定的に受け入れると表明。サポーターからは「クラブ頑張ったね」など労いの声

2022年06月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

ジョーとコリンチャンスに対して260万ドルの賠償金

ジョーは2018年には得点王に輝くなど、2年間で30得点を挙げていた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 名古屋グランパスは6月24日、15日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)が元ブラジル代表FWジョーとコリンチャンスに対して下した260万ドル(約3億5000万円)の賠償金の裁定を肯定的に受け入れることを発表した。

  ジョーは2018年から名古屋に在籍していたが、20年に無許可で帰国。その後、母国のコリンチャンスと契約を結んだ。

 名古屋はジョーの契約不履行をFIFAの DRC(紛争解決室)に訴え、FIFAはジョーとコリンチャンスの双方に340万ドル(約4億6000万円)の賠償金を払うよう命令。ジョーとコリンチャンスは不服として、CASに訴えていた。
 
  減額とはなったものの、名古屋はこの裁定について次のようにコメントを出している。

「この決定は、ジョー選手の契約違反にあたって、クラブがジョー選手との雇用契約を解除する正当な理由があり、ジョー選手およびコリンチャンスが支払うべき契約解除金を認定したものです。今回の裁定により、クラブの公正さが立証され日本サッカー界の信望が守られたことを肯定的に受け止め、この裁定に関わった全ての関係機関・関係者の皆さまに感謝を申し上げます」

  また、名古屋の公式ツイッターには「良かった!グランパスないす!」「クラブ頑張ったね」「good job」「グランパスだけじゃなくてJリーグとしてもこうなるから気をつけろよって世界に示せたのも良いよね」「関係者の皆様ありがとう」といった好意的なコメントが寄せられた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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