ダニエウ・アウベスが現地時間６月15日、２度目のバルセロナ退団を発表した。

　39歳のブラジル代表DFは、母国の名門サンパウロを退団後、2021－22シーズン途中に以前８年に渡って在籍し、23度のタイトル奪取に貢献した古巣に５年半ぶりの復帰。再入団会見時には「僕ら全員でバルサを本来の場所に戻さなければならない」と意気込みを語っていたなか、その言葉通り、かつてのアンドレス・イニエスタの番号「８」を背負い、衰え知らずのパフォーマンスを披露。低迷脱却の立役者の１人となった。

　新シーズンはさらなる活躍が期待されていたが、わずか半年で再び愛すべきクラブを去るようだ。同日にインスタグラムで「クレ（バルセロナのファン）のみなさんへ。そろそろ別れの時間だ」と伝えている。

「あのクラブに、あの色に、あの家に捧げた８年間だった。しかし、人生には何でもあるように、年月は流れ、道は分かれ、物語はしばらく別の場所で書かれることになる。そしてまた長い年月が過ぎ、ここに戻ってくる機会を与えてくれたことにより、今日別れを伝えることができた。

　スポットライトの裏にいる全ての人たち、我々の仕事を完璧にしてくれる全ての人たち、彼らに感謝しないことには、さよならにはならない。このクラブに戻る機会を与えてくれ、この素晴らしいシャツを再び着られたことを感謝したい。どれだけ僕は幸せか。残る人たちも、この美しいクラブの歴史を変えていってほしい、心の底からそう願っている」
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　度々カタール・ワールドカップへの強い想いを口にしている鉄人は、気になる今後に向けては「とても美しいサイクルが終わり、さらにチャレンジングなサイクルが始まる。ライオンは39歳になってもグッド・クレイジー・ライオンであることを、世界は忘れないように」と、新天地でのさらなる活躍に意欲を見せている。

　気持ちのこもったメッセージには世界中のファンのほか、バルサのシャビ監督とイニエスタもそれぞれ「君はあらゆる意味での模範だ。友よ、全てに感謝するよ！」「あなたは模範であり、誇りの源だ！今後の幸運を祈るよ、兄弟！」と、共に「模範」という言葉を用いてメッセージを寄せている。

　サッカー史に名を残すレジェンドSBの新たな挑戦に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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