「サッカーは辞めない」“重鎮”マルセロ、マドリー退団セレモニーで涙ながらにクラブ愛を語る。ファンからは感謝の声「レジェンド、ありがとう」

2022年06月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「確かに僕はCLファイナルでプレーしなかったが……」

マドリーを退団するマルセロ。(C)Getty Images

 ブラジル代表DFマルセロが現地時間6月13日、レアル・マドリーを退団するセレモニーに出席。フロレンティーノ・ペレス会長やカルロ・アンチェロッティ監督が見守るなか、涙ながらにクラブへの愛を語った。

 スペイン紙『MARCA』によれば、クラブ史上最多となる25個のタイトル獲得に貢献した"重鎮"は、「僕はいつまでもマドリディスタだ」とクラブ愛を強調した一方、「引退は考えていない。サッカーを辞めることはない。まだプレーは可能だし、ひとりのプロフェッショナルだから」と現役続行を宣言した。

「僕がマドリーに来て、今日が最も幸せな日になった。僕が出ていくことでここに何を残していけるのか。それに気づくことができたんだ。チームメイトは僕を素晴らしい人間だと思ってくれていた。そして、僕はいつだって笑顔でいる。なぜなら、マドリーで幸せだったから。人生で問題を抱えていない人間なんていないよ。でも、いつだって笑っていたほうがいいし、プロとして、模範として、そうしなければならない」
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 また、一部のファンからは『今季はアシスタントコーチだった』『何もしていないじゃないか』という批判の声があったことにも言及。マドリーで最も印象に残ったシーズンには、なかなか出場機会が得られなかった直近の2021-22シーズンを挙げた。

「自分が一体何なのか、どういう立場にいるのかを自覚することは大切だ。僕は、ファミリーにはチャンピオンズ・リーグを5回も勝ち取ったと話すよ。確かに、今年のファイナルでは僕はプレーしていない。でもチームにとって僕という存在が、キャプテンとして、選手として、最も大切で重要であると認識することができたシーズンだったんだ。僕はここに謙虚さというものを残していこう」

 アンチェロッティ監督も感極まった様子を見せたというマルセロの記者会見の様子は、クラブからシェアされた。ファンからは「レジェンド、ありがとう」「君のことは本当に好きだったよ」といった声が寄せられている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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