「本大会では失点に繋がる」遠藤航がW杯を見据えた試合運びを意識「戦い方の見極めをしないといけない」

2022年06月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「とにかくチームの勝利に貢献したい」

12日のオンライン取材に対応した遠藤。「誰が出ても選手の特長を出させてあげることが大事」と話す。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表の遠藤航が6月12日、オンライン取材に対応。14日のチュニジア戦に向け意気込みを語った。

 4試合が組まれた今回の6月シリーズで、遠藤はここまでの3試合すべてに出場。中3日での連戦が続いているが、東京五輪で中2日の過密日程を経験済み。「1日の差はかなり大きい。リカバリーの面も含めて、相手の対策をする時間もある。準備はいろいろできる」とコンディション的にも問題はなさそうだ。

 今シリーズでは、最終予選とはまた違ったメンバーと中盤のトライアングルを形成し、アンカーを務める遠藤。バリエーションをテストする機会と位置付ける。「誰が出ても選手の特長を出させてあげることが大事だと思っている。状況やポジショニングを見ながら、ワールドカップで勝つためにどんな準備ができるのか考えながらやっている」と新たなオプションの可能性を模索している。

 
 また、ガーナ戦のビルドアップにおけるミスからの失点については「繋ごうとする判断は悪くない」としたうえで、「前半終了間際の時間帯であのプレーをするべきだったか。ゲームの状況を判断しなければ本大会では失点に繋がる。チームとして戦い方の見極めをしないといけない」と振り返った。

 14日には、キリンカップの優勝をかけてチュニジアと相まみえる。カタール・ワールドカップにも出場するアフリカの強豪相手にも「個人的にやるべきことは変わらない」と通常モードの遠藤。「とにかくチームの勝利に貢献したい。こういう連戦の中でもパフォーマンス落とさず、最後しっかり勝って終わりたい」と表情を引き締めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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