【J1採点&寸評】G大阪×湘南|トップ下の倉田が今季初ゴール! 堅守で最後まで逃げ切り、G大阪がリーグ戦2連勝

2015年08月31日 サッカーダイジェスト編集部

相手のシュートをことごとくストップしたGK東口がMOM。

【警告】G大阪=パトリック(53分)、岩下(63分) 湘南=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】東口順昭(G大阪)

 
【試合内容】
G大阪が公式戦3試合連続となる完封で、リーグ戦2連勝を飾った。9分、パトリックのパスを受けた倉田が今季初ゴールを決めてG大阪が先制。ボールを支配して攻撃に転じようとする湘南の隙をカウンターで突き、追加点を狙ったが、ラストパスの質を欠いて2点目は奪えなかった。一方の湘南は、後半に入ってから攻勢を強めたが、最後の部分で精度が伴わず、G大阪の守備陣を崩し切れなかった。
 
【チーム採点・寸評】
G大阪 6
前半はボールを支配し、トップ下の倉田がアクセントとなってチャンスを演出。後半は倉田が負傷し、湘南の反撃を受けたが、守備自体は安定。第2ステージから本格導入した4-2-3-1で攻撃の形も見えてきた。
 
湘南 5.5
プレスをかわされて苦しむ場面はあったが、後半は持ち前の走力でペースを奪い返した。しかし、アタッキングサードの質は低く、ゴール前を固めるG大阪を崩せずに終わった。
 
G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 7
すべてのシュートを完璧に抑え、無失点を演出。スローでチャンスも作るなど、完璧なパフォーマンス。
 
DF
4 藤春廣輝 6
リードで戦う時間が長かったなかで、オーバーラップは少なかった。しかし、守備の仕事は全うした印象。
 
5 丹羽大輝 6.5
相手FWとの対人プレーにはほぼ勝利。ミスもなく日本代表らしい安定感がプレーに出てきた。   
 
8 岩下敬輔 6.5
危ない場面で身体を投げ出して守る読みはさすが。丹羽とともにゴール前で立ちはだかった。      
 
14 米倉恒貴 6.5
ハリルにも認められたデュエルの強さを発揮。攻撃参加は控え、右サイドをしっかりと守り切った。          
 
MF
7 遠藤保仁 6
司令塔として何度も前線に気の利いたパスを供給。途中からトップ下に入ったが守備でも身体を張り、気持ちの入ったプレーだった。
 
11 倉田 秋 6.5
トップで自在にボールを引き出しチャンスメイク。攻撃のキーマンとなっているだけに、負傷交代が気がかりだ。                 

19 大森晃太郎 5
守備でのハードワークは素晴らしいが、攻撃で無難なパスを選択し、違いを見せられない場面が多かった。             

15 今野泰幸 6
守備に重きを置き、バイタルエリアの掃除屋として何度も危ない場面をケア。ボール奪取力はやはり一級品。
 
39 宇佐美貴史 6
倉田らと絡んで攻撃を組み立て、チャンスを演出。しかしシュートが決まらず、リーグ戦では4試合無得点。          

FW
29 パトリック 6
前線で起点を作り、多くのチャンスを生み出して1アシスト。無謀なシュートも多かったが。ゴールへの意欲は強かった。
 
交代出場
MF
21 井手口陽介 5.5
交代の一番手としてピッチに入り、守備面では仕事をこなした。攻撃ではチャンスにつながるプレーは少なかった。
 
MF
13 阿部浩之 -
カウンターからチャンスに絡んだが、ゴールの枠を捉え切れず。しかし、アグレッシブな動きは見せた。
 
DF
6 金 正也 -
時間は短かったが、パワープレーを仕掛ける相手にもしっかりと対応して無失点に貢献した。      
 
監督
長谷川健太 6.5
追加点を奪う楽な展開には導けなかったが、DF金の投入など無失点を演出する手堅い采配で勝点3を引き寄せた。
 

次ページ最後までゴールが遠かった湘南。及第点は遠藤、秋元のふたりのみ。

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