「シュート数を増やせるように」森保Jが抱える攻撃面での課題。ブラジル戦“枠内ゼロ”を経て、ガーナ戦に向け指揮官が掲げた改善法とは

2022年06月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「シュート数だけで判断するのもどうかとは思うが……」

ガーナ戦の目標を掲げた森保監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表の森保一監督が6月9日、オンラインで10日に行なわれるガーナ戦の前日記者会見に応じた。

 4試合が組まれた6月シリーズで、パラグアイ戦(〇4-1)、ブラジル戦(●0-1)を経て迎えるガーナ戦。会見では、報道陣からは課題とされる攻撃面についての質問が相次いだ。FIFAランキング1位のブラジルとの一戦では、ほとんどが守備に回っており、枠内シュートは「0」。数少ないセットプレーで得たチャンスでもゴールを奪うことができず、攻撃面での課題が指摘されていた。
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 指揮官はセットプレーについて「コーチがバリエーションを多数考えてくれている。チームとしても少しずつ上乗せしながら、ワールドカップに向けて、ひとつでも多くの選択肢を増やしていくようにやっていきたい」とコメント。さらに、「流れの中での攻撃については、縦パスを意識するような練習もブラジル戦の後から取り入れている」と述べた。

「ブラジル戦では、中央から崩すような良い形を作らせてもらえなかった。どういうタイプの選手を起用するのかではなく、中央から背後を突く、起点を作る、サイドから攻撃を仕掛けていくという戦術的な共有ができるように働きかけていきたい」

 また、シュート数については「増やしていきたい」と目標を掲げた。

「シュートに至るまでのクロスが上がる場面もあったので、試合はシュート数だけで語ることはできないと思う。もちろん判断材料ではあるので、シュート数4本という結果から、ガーナ戦ではシュート数をもっと増やせるように取り組んでいきたい。ただ、ブラジル戦でも守備の部分では意図的にボールを奪うこともでき、辛抱強く守備して相手のポイントを潰すことができた。これは継続してやっていかなければいけない」

 指揮官は「ブラジル戦のメンバーから何人かは変更されると思う。今まで先発の機会がなかった選手が出る可能性もある」とスタメンの変更を示唆している。森保ジャパンは、大黒柱の"大迫不在"を克服するプレーを見せられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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