"ガラスの至宝"エデン・アザールが復活へ決意を示した。

　現地時間６月８日に開催されたUEFAネーションズリーグのグループステージで、ベルギーはポーランドとホームで対戦。28分にロベルト・レバンドフスキに先制点を許すも、42分にアクセル・ヴィツェルのゴールで追いつくと、後半に圧巻の５発を叩き込み、６－１で大勝を収めた。

　キャプテンマークを巻いて先発したアザールは、得点こそ奪えなかったものの、随所でキレのあるプレーを見せ、ケビン・デ・ブルイネの逆転弾をアシスト。怪我に苦しみ、所属のレアル・マドリーではリーグ戦で先発わずか７試合、屈辱のノーゴールでシーズンを終えていたなか、この日は攻撃の中心として存在感を発揮した。
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　スペイン紙『Marca』によれば、31歳のエースは母国のファンに勝利を届けた後、目に見えて嬉しそうな表情を浮かべ「いつも言っていることだが、もっと試合に出て、以前の自分に戻ろうと思っている」と語った。

　そのうえで「チャンスはあったけど、残念ながら逃してしまった。次を見てみよう」と、フィニッシャーとしての覚悟も伝えた。

　アザールは、チェルシー時代は世界屈指のアタッカーとして鳴らしながら、マドリー加入からの３年はほとんど活躍できていない。悲願の初優勝を目指すカタール・ワールドカップまでに、ベルギー黄金世代の中心はかつての輝きを取り戻せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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