U-21日本代表はライバルのサウジと痛み分け! 一発レッドで10人となるもGK鈴木彩艶が好守連発【U-23アジア杯】

2022年06月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本が押し込む時間が続いたが…

日本は、チェイス・アンリや鈴木彩艶を中心に堅守を築いた。(C)2022 Asian Football Confederation (AFC)

 U-21日本代表は現地6月6日、U-23アジアカップのグループステージ第2戦でサウジアラビア代表と対戦し、0-0で引き分けた。

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 現在ウズベキスタンで開催中の同大会で、グループDに入る日本は、初戦のUAE戦に2-1で勝利。1節のタジキスタン戦で5-0で勝利を収め、同組首位につけるサウジアラビアと中2日で対戦。日本は初戦からスタメン3人を変更して臨んだ。

 U-21日本代表の大岩剛監督は、4-2-3-1のシステムを採用。GKが鈴木彩艶、4バックは右から半田陸、鈴木海音、チェイス・アンリ、加藤聖、中盤はキャプテンマークを巻く藤田譲瑠チマと山本理人のダブルボランチ、2列目が右から藤尾翔太、鈴木唯人、斉藤光毅、ワントップに細谷真大という顔ぶれを送り出した。

 試合は、9分に左サイドを抉りゴールライン際から斉藤がオープニングシュートを放つなど、日本がボールを保持する展開で推移した。

 15分には中央の低い位置から鈴木唯が右サイドに展開。受けた藤尾とワンツーで敵陣深くまで侵入すると、ヒールパスでペナルティエリア内の半田へ落とす。マイナスのパスをペナルティエリア手前で藤尾がダイレクトでシュートを撃ち込むなど、好連係を披露した。

 半田、鈴木唯、藤尾の右サイドでゲームを作ると、逆サイドの斉藤が勝負を仕掛ける。また、斉藤に合わせて、高い位置をキープするSBの加藤が左足から高精度のクロスを連発した。

 0ー0で迎えた後半も日本がボールを保持する展開が続いたが、前線からハメに来たサウジアラビアが素早いカウンターで一気に日本ゴール前に迫る場面も見られた。

 日本は、斉藤に代えて、三戸舜介を送り込み、先制点を目指して変化を加える。
 
 しかし76分、ゴールキックからの競り合いで、藤尾が相手14番と接触。一度イエローカードが提示されるが、VARのオンフィールドレビューの結果、藤尾の手が相手選手の顔に当たっていたとして、一発退場に変更された。

 10人になった日本は直後にメンバー交代。山本と細谷に代えて、松岡大起と中島大嘉を投入。さらに終盤には鈴木唯に代えて山田楓喜を送り出した。

 88分には強烈なシュートを浴びるが、GK鈴木彩が右手一本でファインセーブ。さらにアディショナルタイムにもピンチを招くが、再び鈴木彩が防ぎ、0-0でタイムアップを迎えた。

 この結果、両チーム勝点1を積み上げ同じ勝点4でグループステージ最終節へ臨む。

[試合情報]
AFC U23アジアカップ2022
グループステージ第3戦
日本代表 vs タジキスタン代表
2022年6月9日(木)22時キックオフ
DAZN独占配信

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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