「移籍に介入したことはない」「助言しただけ」仏大統領、エムバペとの会談を認めるも圧力は否定!CL決勝の動乱にも言及

2022年06月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「オリンピック・マルセイユを応援したい」

残留決断前にエムバペ(右)と会ったことを明かしたマクロン大統領(左)。(C)Getty Images

 フランスのエマニュエル・マクロン大統領が、パリ・サンジェルマンと契約を延長したキリアン・エムバペへの干渉を否定した。スペイン紙『Marca』が6月4日付けで伝えている。
 
 23歳のフランス代表FWは今夏のレアル・マドリー移籍が確実視されていたが、急転直下で残留を選択。今年の6月までとなっていた契約を3年延長、大幅昇給して世界一高給取りのサッカー選手となった。
 
 その決定の裏ではフランス政府の関与も伝えられるなか、マクロン大統領は「キリアン・エムバペが将来について確固たる決断をする前に、話をしたのは事実だ」と会談を否定せず。
 
 ただ、「移籍に介入したことはない。他の国民と同じように、スポーツに関しては常に良いプレーを見たいし、チーム、特に私の場合はオリンピック・マルセイユを応援したい」と言い、圧力の類はなかったと訴えている。
 
「私は完全に非公式に、フランスに留まるようにと助言しただけだ。非公式かつ友好的に尋ねられたら、国を守るのが大統領としての責任だと考えている」
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 さらに44歳のリーダーは、フランス開催のチャンピオンズリーグ決勝(R・マドリー対リバプール)で起こった動乱にも言及。当日はリバプール側の入場口で、偽のチケットを持ったファンが殺到し、正規のものを持っている人々が、なかなか入場できない状態になったほか、警察が巻いた催涙ガスがさらなるカオスを引き起こしていた。

「チケット代金を支払ったにもかかわらず、座席にアクセスできなかった全ての人々に同情する。これらの人々には、できるだけ早く補償がなされなければならない。そして、私は最大限の透明性を求めている。何が起こったのかを明らかにし、責任を決め、フランス、イギリス、スペインに細部に至るまで全てを説明するよう政府に求めている」

 フランス代表のスーパースターが自国のリーグに残ることとなり、マクロン大統領がほっと胸をなで下ろしていることは間違いなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集

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