「難しい……」吉田麻也が苦笑いした日本の“サッカー人気”の実態「自分の肌感覚と違った」

2022年06月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

ブラジル戦は完売も、パラグアイ戦は空席が目立った

パラグアイ戦での空席は吉田も気になったようだ。撮影:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表DFで主将を務める吉田麻也が、ブラジル戦を翌日に控えた6月5日、オンライン取材に応じた。FIFAランキング1位の強豪ブラジルとの一戦を「タフな試合になると思うが、ワールドカップに向けて良い準備をするためにも重要な試合になる」と述べた。

 強豪との戦い方、ネイマールやヴィニシウス・ジュニオールといった世界屈指のタレントたちとの対峙については、淀みない口調で語っていた吉田が、言い淀んだ質問があった。ワールドカップまで半年を切ったいま、「日本国内でのサッカー人気の盛り上がりをどう感じているか?」という報道陣からの問いかけだった。

 開口一番、「そうですね。難しい……」と苦笑いしたキャプテンは、このように述べた。
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「ブラジルとの対戦が決まって、たくさんの人からブラジル戦のチケットが欲しいと言われた。それを受けて、個人的には盛り上がっているのかなと思っていた。

 けれど、この間の札幌の試合(パラグアイ戦)を見て、チケットが売れ残っていると知って……僕の肌感覚とは違ったなと。だからこそ、もうちょっと自分たちが露出を増やさなければいけないんじゃないかとは、ひとつ考えている」

 パラグアイ戦では、約4万2000人のキャパシティを誇る札幌ドームに訪れたのは、2万4511人と発表されている。新型コロナウイルスの感染拡大で制限されていた人数上限は撤廃されていたものの空席が目立っており、選手たちの目から見ても、それは明らかだったということだろう。

「もちろんサッカーでの結果があるというのが大前提ですが、20代前半の選手には媒体にもたくさん出てほしいと伝えている。民放でサッカーがあまり放送されなくなっているという現実を受け止めて、だからこそ、一人ひとりができることをやっていきたい」(吉田)

 ブラジル戦のチケットは完売。土地的な条件もあるだろうが、その人気は日本代表によるものか、はたまた世界的スターたちへの人気があってこそなのか。日本中の注目が集まる強豪国とのビッグマッチで披露する森保ジャパンのパフォーマンスは、今後の日本のサッカー人気を左右するといっても過言ではないかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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