福岡が先勝! 山岸の挙げた1点を最後まで守り抜き、ホームで鹿島を1-0で下す【ルヴァン杯PO第1戦】

2022年06月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

1点リードの福岡は堅実なディフェンスで対抗

田中のアシストから決勝弾の山岸。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグは6月4日、ルヴァンカップのプレーオフステージ第1戦の4試合を各地で開催。ベスト電器スタジアムではアビスパ福岡対鹿島アントラーズが行なわれ、1-0でホームの前者が勝利した。

 プレーオフステージはグループステージを勝ち上がった8チームにより、ホーム&アウェー方式の2試合を実施。プレーオフ勝者4チームがプライムステージに進出する。

 Dグループを2位で突破した福岡と、Aグループを首位通過した鹿島の一戦。立ち上がりから両チームとも強度の高いプレーでやり合うなか、福岡が先にスコアボードを動かす。

 23分、前寛之が自陣から左サイドを走り出していた田中達也にロングパス。敵陣の深い位置でボールに追いついた田中がマイナス気味にグラウンダーのクロスを入れると、ボックス内に走りこんできた山岸祐也が抑えのきいたシュートを流し込む。

 アウェーの鹿島は攻勢を強めて同点弾を狙いに行くが、福岡の組織的かつ粘り強い守備をなかなかこじ開けられない。39分には安西幸輝のクロスから土居聖真がヘッドで狙うも、シュートはポストに弾かれる。前半は福岡の1点リードで折り返す。
 
 迎えた後半、果敢に攻め立てる鹿島に対し、福岡は堅実なディフェンスで対抗しながら、マイボールにすればシンプルかつスピーディなアタックを繰り出していく。

 攻守の両局面でお互いに一歩も譲らず、一進一退の攻防が続く。

 鹿島はアタッキングサードまでボールを運ぶことはできるものの、思うようにフィニッシュに持ち込めない。福岡は守るだけでなく、チャンスと見るや前に出ていくが、相手のゴール前であと一歩が足りない。

 結局、後半は両チームともにゴールは生まれず。福岡は山岸が挙げた1点を最後まで守り抜き、完封勝利。鹿島のホームで迎える第2戦は11日に行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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