「#NoAGattuso」バレンシアのガットゥーゾ監督招聘に反対運動が勃発! 問題視された過去の発言とは?

2022年06月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「言いたくはないのだが、そうなんだ」

バレンシアとの合意が報じられたガトッゥーゾ。(C)Getty Images

 スペインの名門バレンシアは、イタリア人のジェンナーロ・ガットゥーゾを新たな指揮官に決めたと報じられている。だが、地元では一部から反発の声が上がっているようだ。

 6月3日にホセ・バルダラス監督の解任を発表したバレンシアは、ミランやナポリを率いたガットゥーゾと2年契約で合意したと言われる。だが、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によれば、指揮官の以前の発言が不満を呼んでいるという。

 これによると、元バレンシア会長のミゲル・ソリオは、ガットゥーゾの「ゼノフォビア、オモフォビア、マチスモ」に反発。ガットゥーゾ招聘をやめさせるよう、サポーターに団結を呼びかけた。ツイッターなどSNSでは「#NoAGattuso(ガットゥーゾにNO)」のハッシュタグが飛び交っている。

 問題視されたのは、ガットゥーゾの以前のいくつかの発言だ。『Gazzetta dello Sport』紙によれば、例えば2013年、当時のミラン幹部にバルバラ・ベルルスコーニ女史が就任した際、ガットゥーゾは女性のサッカー界参入を望まないと述べている。

「サッカー界に女性を見ることができない。言いたくはないのだが、そうなんだ」
 
 また、2008年にイタリアとスペインが対戦する前には、同性婚に反対の意を示している。

「結婚は男性と女性の間であるべきものであり、同性婚は自分にとって非常におかしい。でも、それぞれが望むことをするものだ」

 一方で、2013年にチームメートのケヴィン=プリンス・ボアテングが、人種差別的ブーイングを浴びた際、ガットゥーゾはこう話した。

「白人はどれだけブーイングされたか? オレは受けたことがある。だが、あまり重視しない」

 ガットゥーゾは昨年、トッテナムの指揮官就任が実現しなかった際も、一部サポーターが今回と同じ過去の発言に反発したと報じられている。

 ここ3シーズン、ラ・リーガで上位に位置することができず、欧州の舞台から遠ざかりつつあるバレンシアは、どのような決断を下すのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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