日本代表は６月２日、キリンチャレンジカップ2022でパラグアイ代表と対戦し、４－１の快勝を収めた。
 
　36分の浅野琢磨のループ弾を皮切りに、鎌田大地、三笘薫、田中碧がそれぞれ１点ずつ奪い、４ゴールを挙げた日本。南米の実力国を相手に終始試合をコントロールし、力の違いを見せつけた。
 
　試合後、敗れたパラグアイ代表のギジェルモ・バロスケロット監督は、オンラインでの会見で次のように語った。
 
「結果が全てを物語っている。日本にボールを支配され、ほとんどの時間で自分たちのやりたいことをさせてもらえなかった」

　敗戦の要因について問われると「主力選手の何名かが出場できず、若い選手を起用せざるを得なかったことが大きい。日本のような完成度の高いチームと戦うには、経験が足りなかった」とコメントした。
 

　日本の印象については「ワールドカップ出場に向けて４年間、同じ監督で戦っているため、成熟している」と評価。さらに「４－３－３でボールを支配し、サイドも効率的に使ってきた。明確な戦い方を持っている印象で、本大会まで継続して取り組んでいけばヨーロッパの強豪国とも対等に渡り合えるだろう」と続ける。
 
　最後に日本の弱点について問われると「レベルの高いチームだが、強いて言うならばビルドアップの部分。今日、我々が得点を奪ったのもプレッシングからだが、プレッシャーをかけられた時に苦しんでいた印象だ。失点シーン以外にも、低い位置で奪われてピンチになっていた場面はいくつかあった」と指摘した。
 
　アルゼンチン人指揮官が分析した日本の弱点。Ｗ杯までに改善し、"ヨーロッパの強豪国とも対等に渡り合う"ことができるか。
 
構成●サッカーダイジェスト編集部　

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