2021－22シーズンのチャンピオンズ・リーグを制したレアル・マドリー。その一員であるベルギー代表FWエデン・アザールが、ファンの前で改めて誓いを口にした。

　現地時間29日にはフランスから地元のマドリードに戻り、CL優勝の凱旋パレードが行なわれた。セレモニーの会場となったシベレス広場には数千人のマドリディスタが詰めかけ、会場は白く染まった。

　スペイン紙『MARCA』によれば、カルロ・アンチェロッティ監督や選手たちが様々なメッセージをファンに送るなか、アザールも同僚にマイクを持つように促されてスピーチ。2019年に１億ユーロという莫大な金額でプレミアリーグのチェルシーから移籍したアタッカーは、負傷などにも悩まされ、ここまで公式戦65試合に出場しているものの、６ゴール・10アシストという結果に留まっている。

　そのアザールは、「マドリディスタの皆さん…」と切り出し、スペイン語でこのように述べたという。
【動画】「来年こそは」アザールがマイクを持ち、広場を埋め尽くしたファンに語りかける！

「僕は３年間、たくさんの怪我と、いろんなことがありながら、ここにいる。でも、来年は君たちのために全力を尽くす！ そう約束します！」

　高らかにそう叫んだアザールに、チームメイトたちは次々とハグしたという。

　31歳となったアタッカーとマドリーの契約は2024年６月末まで。昨冬にはレンタル移籍の噂も浮上していたが、アザール本人が残留を望んだとされる。

　この様子を見守っていたサポーターは歓声で応え、動画を見たファンからは「そのときが待ち切れないよ」「またベストなアザールが見たい」「これが現実になるといいな」といったコメントが寄せられているほか、「酔っぱらいながら言われても…」「宣言はいいから、また怪我をしないでくれよ」といったシビアな声も見られた。

　果たして、来シーズンはベストな状態のアザールが見られるだろうか。少なくとも、マドリディスタは"天才"の再来を待ち望んでいるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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