【移籍市場超速報】左SBの「ドミノ移籍」で取り残されたインテルが狙うのは? 長友はどうなる!?

2015年08月27日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

もっとも新戦力を獲得するためには余剰人員の整理が必要だが。

 世界的に人材難が続いている「左利きの左SB」市場で、ローマがパリ・サンジェルマンからリュカ・ディーニュを獲得したことをきっかけに「ドミノ移籍」が起こっている。
 
 ディーニュを手放したパリSGは26日、フランス代表レーバン・クルザワ(モナコ)を獲得。クルザワの後釜には、ポルトガル代表ファビオ・コエントラン(レアル・マドリー)が収まった。
 
 これで取り残されたのが、コエントランを狙っていたインテル。もうひとりのターゲットだった元イタリア代表ドメニコ・クリーシト(ゼニト・サンクトペテルブルク)の獲得にも失敗し、残された候補であるギリェルメ・シケイラ(アトレティコ・マドリー)、ダウジ・グラン(ナポリ)に標的を絞っている。
 
 ただしインテルは、ダビデ・サントン、ダニーロ・ダンブロージオ、長友佑都と、左右両サイドでプレーできる右利きのSBを3人抱え、25人枠がフルに埋まっている状況(さらに右SBのレギュラーとしてマルティン・モントーヤもバルセロナから獲得済み)。新戦力獲得のためにはまず、このうち少なくともひとりの放出が必要となる。
 
 ちなみにインテルは、前線のターゲットであるクロアチア代表イバン・ペリシッチ(ヴォルフスブルク)について、レンタル料600万ユーロ、移籍金1600万ユーロというオファーに対する回答を、27日を期限に待っている状況である。
 
 ヴォルフスブルクは26日、ベルギー代表ケビン・デ・ブルイネをマンチェスター・シティに7500万ユーロで売却しているが、インテルの依頼を受けてドイツで交渉にあたっている仲介人は、移籍実現に向けて楽観的な見通しを示している。
 
 万が一獲得に失敗した場合は、エリク・ラメラ(トッテナム)、エセキエル・ラベッシ(パリSG)が代替候補として挙げられている。

文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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