「リョウジーニョを覚えているか?」横浜FW宮市亮の復活に海外注目!「“怪物”ロナウドと比較され脚光を浴びた」

2022年05月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「医師から引退を勧められたが…」

浦和戦で待望のJ1初ゴールを挙げるなど、ここにきて調子を上げている宮市。(C)SOCCER DIGEST

 5月18日に開催されたJ1第11節の浦和戦で待望のJリーグ初ゴールを挙げ、1週間後の京都戦でも2ゴールをお膳立てするなど、ここにきてハイパフォーマンスを披露しているのが、横浜のFW宮市亮だ。

 中京大中京高卒業とともにイングランドの名門アーセナルと契約し、そこからレンタルされたボルトン時代にはプレミアリーグでもインパクトを残した快足アタッカーは、昨夏に横浜に加入。ただ、昨季は2試合のみの出場に留まっていた。

 ついに本領を発揮しつつある29歳の復活に注目したのが、ブラジル・メディア『Globo』だ。「リョウジーニョの復活。宮市は怪我を克服し、彼のキャリアの中で初めてJリーグで良いフェーズを迎えた」と題した記事で、次のように綴った。

「"怪物"ロナウドと比較され、多くの怪我を負い、医師から引退を勧められた宮市が、横浜F・マリノスで元気を取り戻した」
 
 記事は「彼を覚えているか? 宮市は2010年に怪物として脚光を浴び、高校サッカーから直接アーセン・ヴェンゲルが獲得し、アーセナルからレンタルされたフェイエノールトで、プロとしてプレーし始めた前半は印象的だった。そこで彼は、ロナウドの初期のキャリアを思い出させるスプリント力のために、『リョウジーニョ』というニックネームを獲得した」とそのキャリアを振り返っている。

「両膝の靭帯断裂を含む長年の怪我が、その宝石の可能性を終わらせた。代表では、(アルベルト)ザッケローニ監督時代に2回、短時間プレーしただけで、その後レーダーから姿を消した。数回のレンタルの後、彼はドイツの2部で事実上忘れられ、そこで6シーズンにわたってザンクトパウリでプレーした。彼の担当医は引退するように忠告した。しかし、彼は現役にこだわり、契約の終わりとともに、新しい方向性を模索した。そして、昨年7月に横浜に移籍し、28歳でJリーグデビューを果たしたのだ」

『Globo』は最近の活躍を伝えたうえで、「宮市はかつてのドリブルのスピードと正確さは持っていないかもしれないが、チームがタイトルを争うのを助けられる才能を示している」と綴っている。

 元逸材の華麗な復活を海外メディアも注目している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【関連動画】「美しいコントロールショット」反響を呼んだマリノス宮市亮のJ1初ゴール

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