【ACL準々決勝】全北現代 0-0 G大阪|劣勢を無失点で切り抜けるも第2戦は宇佐美が出場停止に…

2015年08月26日 サッカーダイジェスト編集部

再三のピンチを切り抜けなんとかゼロで凌ぎ切ったが…。

G大阪はリーグ戦で採用する4-2-3-1ではなく、4-4-2でスタート。宇佐美をFWに戻す形となった。

 アジア・チャンピオンズリーグは8月26日に準々決勝・全北現代対G大阪の第1戦が行なわれ、0-0の引き分けに終わった。
 
 G大阪は、直近のリーグ戦2試合で宇佐美を左MFとした4-2-3-1を採用していたが、この日は宇佐美、パトリックの2トップによる4-4-2でスタートした。
 
 試合は、ホームの全北現代が地元サポーターの後押しを受けて立ち上がりから攻勢に出る。ブラジル人MFのレオナルドを中心にボールを支配した全北は、韓国代表FWのイ・グノやイ・ドングッら前線のタレントたちがG大阪ゴールに迫る。
 
 序盤の劣勢を凌いだG大阪は、25分過ぎからようやくボールを保持できる時間帯が生まれるものの、全北現代の厳しい球際での守備に効果的なパス回しができない。逆に終了間際にはイ・ドングッにヘディングでゴールを狙われるも、これはわずかに枠を外れた。G大阪はこれといったチャンスを作れないまま、前半をスコアレスで折り返した。
 
 後半、G大阪は大森に代えて倉田を投入。宇佐美を左MFに回し、倉田をトップ下に配した4-2-3-1にシステムを変更した。
 
 後半も一進一退の攻防は変わらず、試合は膠着。互いにペナルティエリア付近まで侵入しゴールを窺うものの、なかなか決定的なチャンスにつながらない。
 
 しかし66分、G大阪はこの日最大のピンチを迎える。全北のカウンターから裏を突かれ、ペナルティエリア内に抜け出したパク・ウォンジェにフリーでシュートを打たれてしまう。シュートは当たり損ねたものの、詰めていたイ・ドングッに無人のゴールに押し込まれたかに見えた。が、これも枠を外れ事なきを得た。
 
 G大阪は70分に宇佐美がドリブルで持ち込み、ペナルティエリア内に侵入。左足でフィニッシュまで持ち込んだが、相手DFの懸命なブロックに阻まれてしまった。73分には倉田が左足で狙うもGKの正面を突いた。
 
 75分、宇佐美が相手の突破を阻んだとしてイエローカードをもらってしまう。そして、これが決勝トーナメントに入って2枚目となったため、累積警告により第2戦は出場停止となってしまった。
 
 終盤は全北が途中出場のルイス・エンリケを中心に猛攻を仕掛ける。たびたびピンチを迎えたG大阪だが、GK東口、DF岩下を軸に身体を張った守備を見せてなんとか凌ぎ切る。結局、第1戦は0-0でタイムアップ。敵地での戦いを無失点で切り抜けたG大阪だが、第2戦では攻撃の核となる宇佐美を欠いての戦いとなる。
 
 第2戦は、9月16日(水)に万博記念競技場で19時にキックオフされる。
 
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