ユベントス ヴィツェル獲得に好感触 移籍専門記者ディ・マルツィオの詳報!

2015年08月26日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

交渉の優先順位はトップ下から中盤へシフト。

ユーベ行きに興味を示したヴィツェル。このまますんなりと移籍成立か? (C) Getty Images

 かねてからトップ下の補強に動いてきたユベントス。FWからウイング、サイドバックまでできるファン・ギジェルモ・クアドラード(チェルシーから)を獲得して攻撃陣の幅が広がったこともあり、交渉の優先順位はサミ・ケディラの負傷離脱もあって手薄な中盤にシフトしている。
 
 リストアップしているのは、ベルギー代表のアクセル・ヴィツェル(ゼニト)。8月25日午後には選手サイドとクラブの双方に打診した結果、2017年で切れる契約を更新しない可能性があること、ヴィツェル本人がユベントス移籍に興味を示していることが明らかになった。ここからの展開が注目される。
 
 一方、余剰戦力の整理に関しては、フェルナンド・ジョレンテのセビージャ行きがやっと具体化しつつある。
 
 シモーネ・ザザはウェストハムからオファーを受けているが、ジョレンテが移籍する場合には残留も考えられるため、その推移を見守っている状況だ。
 
 また、バイエルン、レバークーゼンからオファーが舞い込んでいたキングスレー・コマンについては、開幕戦で説得力のあるパフォーマンスを見せたこともあり、前線の重要な戦力としてチームに留まる可能性が高まっている。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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