「一瞬騙された」リバプール指揮官クロップ、アストン・ビラの“幻の同点弾”にコメント。CL決勝へ闘志も「きっと大丈夫」

2022年05月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

逆転勝利を収めるも、シティにあと1ポイント及ばず

CL決勝へ静かな闘志を見せたクロップ。(C)Getty Images

 現地時間5月22日に行なわれたプレミアリーグ最終節で、2位のリバプールはウォルバー・ハンプトンに先制を許しながらも、3-1で逆転勝利を収めた。シーズンを通じて勝点「92」でフィニッシュしたが、同時刻に行なわれた首位のマンチェスター・シティが、こちらは2点を先行されながらもアストン・ビラに3-2で勝利。勝点「93」で優勝を決め、リバプールは2季ぶりのタイトルを逃した。 
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 試合後、リバプールのユルゲン・クロップ監督は前人未到の4冠という夢は途絶えたものの、試合後の記者会見では勝者に賛辞を送った。現地紙『Liverpool Echo』が伝えている。

「我々の選手たちは良かったが、序盤の失点が痛かった。いつものようなフットボールはできなかったけれど、チームのパフォーマンスは素晴らしかった。シティにおめでとうと言いたい。ジョゼップ・グアルディオラとスタッフ、選手の皆が祝福されている。我々は惜しかったけど、結局惜しくはなかった。そういうものなんだ」

 また、試合中は他会場の情報に観客も含めて一喜一憂していた状況のなか、85分過ぎに逆転したシティにアストン・ビラが追いついたという"幻の同点ゴール"の情報を現地コメンタリーが伝え、スタジアムが歓喜に沸く瞬間もあった。
 
 記者にそのことについて尋ねられた指揮官は、「正直、何が起きていたか、私自身は分かっていなかったよ。でも一瞬騙された」と明かした。

「ずっと私の頭の中では0-1のままで、彼ら(シティ)が同点ゴールを決めたとしても気づかなかった。試合後にその一部始終を聞いた。スコアが3-2になった後、誰が言い出したのか分からないが、『ビラが同点に追いついた』と思われた瞬間があったんだ。だけど、ほんの一瞬のこと。すぐに『なにもなかったんだ』となってしまった」

 4冠は逃したとはいえ、リバプールはチャンピオンズ・リーグ決勝を控えている。指揮官は「今シーズンは信じられないことに、我々は来週に終わりを迎える。CL決勝に向けては5日間の準備期間がある。相手は経験豊富なチームだが、きっと大丈夫。今日敗れたことで、来週こそはという気持ちが高まったよ」と意気込んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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