「今度はミランでCLのタイトルを」「リュカとW杯を一緒に戦って優勝したい」テオ・エルナンデズがミラン、そして兄弟としての夢を語る!

2022年05月23日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

2月にミランとの契約を26年まで延長した理由とは?

2022年5月19日発売した『ワールドサッカーダイジェスト』のインタビューに登場したテオ・エルナンデズ。 (C)Getty Images

 11年ぶりにセリエAを制したミラン。その名門復権に多大なる貢献を果たしたのが、左サイドバックとして躍動したテオ・エルナンデズだ。

 フランス代表でもいまや欠かせない存在となったテオが5月19日発売の『ワールドサッカーダイジェスト』でインタビューに登場。フランス紙『レキップ』のフランソワ・ヴェルドネ記者が、欧州中のビッグクラブから届くオファーを断り続けている理由、キャリアの転機とも言える2019年夏のミランへの移籍を決断した舞台裏、攻撃的なスタイルを確立したきっかけ、フランス代表でともに戦う兄リュカとの関係性など、興味深い話を訊いている。

 そのなかで、「多くのビッグクラブから誘いがあったらしいけど、2月にミランとの契約を26年まで延長したよね。その理由は?」と訊かれたテオは、こう答えている。

「このクラブとミラノの暮らしがとても快適だからさ。ミランはイタリアの名門だし、過去には大きなタイトルを何度も獲得している。チャンピオンズ・リーグの優勝回数だってマドリー(13回)に次ぐ2番目(7回)だ。俺は18年にマドリーでチャンピオンズ・リーグを制しているから、今度はミランでビッグイヤーを勝ち取りたいと思っているんだ」
 
 また、21年9月のデビュー以来、起用され続けているフランス代表に話題が及ぶと、兄リュカについても触れながら、こう答えている。

「長年、代表で一緒になる瞬間を待ちわびていたんだ。リュカが先にレ・ブルー(フランス代表の愛称)に呼ばれた時は俺も早く呼ばれたいと思ったし、兄貴がロシア・ワールドカップで優勝した時は、代表でプレーしたいモチベーションが一気に高まったよ」

「リュカとワールドカップを一緒に戦って、優勝すること。それが俺たち兄弟の目標で、夢でもある」

 ミランの覇権奪回に決定的な貢献を果たし、11月21日に開幕するカタールW杯での活躍も期待されるテオ・エルナンデズ。そのプレーから目が離せない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト
※『ワールドサッカーダイジェスト』2022年5月19日発売号より転載。同号では、若手にフォーカスした「新時代を創る十人の麒麟児」を特集。インタビューはテオ以外に、バルセロナのペドリ、RBライプツィヒのヨシュコ・グバルディオルも登場する。

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