「今はボスと呼んでいるけど…」コウチーニョが“アイドル”との再会を語る!古巣アシストは意識せず「関心は自分の試合だけ」

2022年05月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「リバプールのファンからたくさんのメッセージをもらったけど…」

チームメイトだったリバプール時代を経て、ビラでは選手と監督として戦うコウチーニョとジェラード。(C)Getty Images

 アストン・ビラのフィリッペ・コウチーニョが、現地時間5月22日に行なわれるプレミアリーグ最終節、マンチェスター・シティ戦を前に英紙『Daily Mail』のインタビューに対応。新天地で再会を果たしたスティーブン・ジェラードについて語った。

 来月に30歳となるブラジル代表MFは、18年1月にリバプールからバルセロナに加入するも、思うように結果を残せず。バイエルンへのレンタル移籍から復帰した昨シーズンに続き、今シーズンも出場機会が限定されていたなか、今年1月にかつてリバプールで共闘したジェラードが指揮を執る、ビラに活躍の場を移した。

 コウチーニョは、リバプールの練習場でジェラードに初めて会ったときのことを、今でも鮮明に覚えているという。

「彼を見たとき、とてもナーバスになったのを覚えているよ。僕にとっても、みんなにとってもアイドルだった。僕はとても若かったけど、彼はとても謙虚で、やることなすこと全てがシンプルだった。トレーニングや、試合での反応や行動をよく見ていたよ。一緒にプレーするのはとてもスリルがあった」

 それから月日は流れ、チームと立場を変え、レジェンドと再びタッグを組むこととなった。指揮官ジェラードについて「今はボスと呼んでいるが、彼は常にボスだった」と笑うコウチーニョは、ビラ移籍のこんな裏話を明かしている。
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「クラブからの最初のコンタクトは彼だった。彼のおかげでここに来ることができたんだ。彼が電話をかけてきたとき、僕は家にいて、Zoomで色々なことを話したよ。プレーしたかったし、これは大きなチャンスだったので、決めるのに時間はかからなかった。今は契約して本当に良かったと思っているよ」

 ビラが今シーズン最終戦で相まみえる首位シティは、リバプールと勝点1差で、リーグ制覇を巡りデットヒートを繰り広げている。ゆえに、結果次第で古巣の逆転優勝を"アシスト"できる状態にあるが、ビラの新エースは「自分の新しいクラブのことしか考えていない」ときっぱり言い切る。

「彼らのために良いプレーをしたい。リバプールのファンからSNSでたくさんのメッセージをもらったけど、そんなに目を通していない。僕の関心は、自分たちの試合だけにある。シティは世界最高のチームの1つだ。彼らと対戦するのはいつも難しい。しかし僕らは以前、彼らと上手く戦った。今回もそうして、同じレベルで戦いたい」

 4年ぶりにプレミアリーグに戻ってきたコウチーニョ。「最高のリーグだ。試合はとても拮抗しているし、雰囲気も素晴らしい。他のリーグも素晴らしいが、僕にとっては何か違うんだ」と語る世界最高峰の舞台で、ジェラード監督のもと、輝きを取り戻せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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