「私は100%信頼されていなかった」ドルトムントのローゼ監督が電撃退任!

2022年05月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

わずか1年でチームを去ることに

鳴り物入りでドルトムントの指揮官に就任したが、わずか1年で退任することになったローゼ。(C)Getty Images

 まさに青天の霹靂だ。

 ドルトムントは現地時間5月20日、マルコ・ローゼ監督との契約を解除したことを発表した。

 現在45歳のローゼは、レッドブル・ザルツブルク(17~19年)、ボルシアMG(19~21年)で実績を残し、21年夏に4年契約でドルトムントの指揮官に就任。ボルシアMGに500万ユーロ(約6億5000万円)の契約解除金が支払われるなど、特大の期待を持って迎えられた。

 しかし、チームはスタートダッシュにこそ成功したものの、3失点以上を7度記録するなど、シーズンを通して守備の脆弱さを露呈。最終的には2位で終えたが、優勝したバイエルンに勝点8差を付けられる不甲斐ない結果となった。

 とはいえ、ローゼの続投を疑うものはいなかった。むしろ、課題の守備陣にはドイツ代表のニクラス・ジューレ(←バイエルン)とニコ・シュロッターベック(←フライブルク)の加入が決まっており、2年目の巻き返しに期待が持たれていたくらいだ。
 
 そんななか、この日行なわれたハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEO、ミヒャエル・ツォルクSD、有資格部門担当のセバスティアン・ケール、アドバイザーのマティアス・ザマーら幹部陣との協議で、電撃退任が決定。

 ヴァツケCEOはクラブ公式サイトで、「今日は誰にとっても簡単な日ではない。このような結論に至ったが、お互いへの敬意は変わらない。様々な理由があり満足できないシーズンだったが、チームのポテンシャルを最大限に発揮できたとは言えないという結論に至った」と理由を説明している。

 そして、ローゼ監督は「多くの予想外のことが起きた難しいシーズンだったが、私は進むべき道を確信していた。しかし、幹部たちとの対話の中で、私は100%信頼されていないという印象を受けた。その結果として、私たちは協力関係を解消することを決断した」と無念さを露わにした。

 なお、アシスタントコーチのアレクサンダー・ツィックラーやレネ・マリッチ、アスレチックコーチのパトリック・エイベンベルガーの今シーズン限りでの退任も決定。次期監督は現在のところ未定となっている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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