致命傷となった4月の3連敗
37節のニューカッスル戦は0-2の完敗。ライバルのトッテナムと順位が入れ替わり、5位に転落した。(C)Getty Images
アーセナルのチャンピオンズ・リーグ(CL)出場の夢が、脆くも崩れ去ろうとしている。
5月16日に行なわれた第37節のニューカッスル戦で0-2の完敗を喫し、順位でトッテナムに抜かれた。CL出場圏4位に浮上したトッテナムとの勝点差は「2」となり、残り1試合の状況でアーセナルは自力での4位進出の可能性が消滅。トッテナムは最終節ですでに来季降格が決まっているノリッジと対戦するだけに、アーセナルは絶望的な状況に陥った。
(注/4位トッテナムは勝点68で、5位のアーセナルは勝点66。得失点差はトッテナムが「24」に対し、アーセナルは「9」。最終節でトッテナムが引き分け、アーセナルが勝利して勝点で並んだとしても、トッテナムの来季CL出場が決まる。アーセナルが逆転で来季CL出場を決めるには、トッテナムが敗れたうえに、アーセナルが最終節エバートン戦で勝利する必要がある)
当然、ニューカッスル戦に敗れたショックは特大だった。試合終了のホイッスルが鳴ると、マルティン・ウーデゴール、ベン・ホワイトら選手たちが次々とピッチに座り込んでしまった。うつむきながら選手通路口に引き上げる彼らの心境は、こちらにも痛いほど伝わってきた。
試合後のミケル・アルテタ監督も自軍に対し辛辣だった。試合後の会見では「最初から最後まで、ニューカッスルはすべてのポジションで我々より100倍良かった。今夜は彼らの足もとにも及ばなかった。CLで戦うのに必要なレベルになかった」と厳しい意見を並べていた。
では4位の座をキープしながら、なぜアーセナルは失速してしまったのか。
致命傷だったのは、クリスタル・パレス戦(4月4日)、ブライトン戦(同9日)、サウサンプトン戦(同16日)の3連敗だ。いずれも難敵ばかりだが、順位表ではアーセナルよりも下位につける。彼らのような中堅から勝点を着実に積み上げなければ、やはりCL出場は難しくなる。
5月16日に行なわれた第37節のニューカッスル戦で0-2の完敗を喫し、順位でトッテナムに抜かれた。CL出場圏4位に浮上したトッテナムとの勝点差は「2」となり、残り1試合の状況でアーセナルは自力での4位進出の可能性が消滅。トッテナムは最終節ですでに来季降格が決まっているノリッジと対戦するだけに、アーセナルは絶望的な状況に陥った。
(注/4位トッテナムは勝点68で、5位のアーセナルは勝点66。得失点差はトッテナムが「24」に対し、アーセナルは「9」。最終節でトッテナムが引き分け、アーセナルが勝利して勝点で並んだとしても、トッテナムの来季CL出場が決まる。アーセナルが逆転で来季CL出場を決めるには、トッテナムが敗れたうえに、アーセナルが最終節エバートン戦で勝利する必要がある)
当然、ニューカッスル戦に敗れたショックは特大だった。試合終了のホイッスルが鳴ると、マルティン・ウーデゴール、ベン・ホワイトら選手たちが次々とピッチに座り込んでしまった。うつむきながら選手通路口に引き上げる彼らの心境は、こちらにも痛いほど伝わってきた。
試合後のミケル・アルテタ監督も自軍に対し辛辣だった。試合後の会見では「最初から最後まで、ニューカッスルはすべてのポジションで我々より100倍良かった。今夜は彼らの足もとにも及ばなかった。CLで戦うのに必要なレベルになかった」と厳しい意見を並べていた。
では4位の座をキープしながら、なぜアーセナルは失速してしまったのか。
致命傷だったのは、クリスタル・パレス戦(4月4日)、ブライトン戦(同9日)、サウサンプトン戦(同16日)の3連敗だ。いずれも難敵ばかりだが、順位表ではアーセナルよりも下位につける。彼らのような中堅から勝点を着実に積み上げなければ、やはりCL出場は難しくなる。
この3連敗を喫したタイミングと重なるのが、チーム内で続出した怪我人だ。特に守備陣に故障者が多数発生したことが、シーズン終盤に失速した直接の原因だろう。
冨安健洋は昨年12月からふくらはぎ痛で故障と戦列復帰を繰り返し、実戦復帰できたのは4月23日のマンチェスター・ユナイテッド戦。そう思った矢先、5月16日のニューカッスル戦で再び故障してしまった。
左SBで不動のレギュラーを務めるキーラン・ティアニーもスコットランド代表合宿中の3月下旬に左膝を痛め、手術を受けて残り試合の欠場が決まった。最終ライン手前の防波堤として機能するMFトーマス・パーティも4月のクリスタル・パレス戦で太ももを負傷。こちらも復帰できていない。
冨安健洋は昨年12月からふくらはぎ痛で故障と戦列復帰を繰り返し、実戦復帰できたのは4月23日のマンチェスター・ユナイテッド戦。そう思った矢先、5月16日のニューカッスル戦で再び故障してしまった。
左SBで不動のレギュラーを務めるキーラン・ティアニーもスコットランド代表合宿中の3月下旬に左膝を痛め、手術を受けて残り試合の欠場が決まった。最終ライン手前の防波堤として機能するMFトーマス・パーティも4月のクリスタル・パレス戦で太ももを負傷。こちらも復帰できていない。