リーグ・アンのパリ・サンジェルマンに在籍するフランス代表FWキリアン・エムバペの去就について、にわかに騒がしくなっている。

　現地時間５月19日、フランス紙『L'Equipe』は、「エムバペは来シーズンの去就について22日の日曜に口を開く。『Telefoot』を通じてファンにメッセージを表明する」と報じた。この時点で、エムバペは"相思相愛"であるラ・リーガのレアル・マドリー行きが濃厚視されており、同リーグ最終節を終えた後に、自身の旅立ちを確定させるものとみられていた。

　だが、その風向きが一転、どうやらパリSGに残留する可能性が指摘されている。移籍専門記者のジャンルカ・ディ・マルツィオ氏は20日、自身の公式メディアを通じて「驚くべきことに、彼は残留に近づいている」と報じたのだ。
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　エムバペの契約は2022年６月末まで。パリSG側は再三、契約延長オファーを打診してきたが本人が拒否しており、本人も希望しているというマドリー行きがほぼ確実視されていた。

「キリアンはR・マドリーと口頭合意に達していた。スペイン移籍の準備はすべて整っているように思えた。だが、パリSGは高額な年俸を提示し、残留にこぎつけようとした。彼や彼の家族も関連している。今後数時間ですべてが決まるだろう。パリSGは有利な立場にある」

　果たして、残留かそれとも新天地を選ぶのか。稀代の"怪物"と呼ばれる23歳の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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