「クロップよ、もっと彼を使ってみては?」“過小評価”の南野拓実に英メディアが見解!「ミナミノの一発がなかったらリバプールはどうなっていた?」

2022年05月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「歴史に残る優勝を果たす可能性を残した」

古巣のサウサンプトンから貴重な同点ゴールを決めた南野。(C)Getty Images

 強烈な一撃は、南野拓実の存在感を改めて認識させた。

 5月17日のプレミアリーグ第37節、リバプールはサウサンプトンに敵地で2-1と勝利した。先制を許したチームの息を吹き返させたのが、南野の同点弾だ。ボックス内でジョッタのパスを受けた日本代表アタッカーは、ニアの右上に鋭いシュートを突き刺した。

 周知のように、最近の南野はユルゲン・クロップ監督の下でなかなか出場機会に恵まれず、ここ2か月はプレミアリーグではメンバーにも入ることができていなかった。サウサンプトン戦は終了間際から登場した2月19日のノーリッジ戦以来のリーグ戦出場。スタメンに名を連ねたのは今季初めてのことだ。

 リーグカップやFAカップではチーム最多のゴールを決めながら、決勝で出番を得ることができず。チームが2冠を果たした一方で、南野自身は悔しい思いをさせられた。夏の去就が取り沙汰されるのも不思議ではない。

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 そういった状況下での一発に、『Squawka』は「タクミ・ミナミノはクロップの『メンタリティー・モンスター』の象徴と証明」と題した記事で、「どんなゴールゲッターでもリバプールの歴史において誇らしくさせるような一発だった」と賛辞を寄せた。

「強烈な一撃は大きな反響を及ぼした。リバプールに試合の流れを取り戻させ、ジョエル・マティプの後半の決勝点につながり、リバプールがタイトルレースを続けることになったのだ」

 さらに、同メディアは「ミナミノのこの一発がなかったら、リバプールはどうなっていただろうか?」と続けている。

「だが、彼はいた。そして、リバプールはプレミアリーグ史上最も信じがたい、歴史に残る優勝を果たす可能性を残した。ユルゲンよ、もっと彼を使ってみては?」

 リバプールの攻撃陣は、モハメド・サラー、サディオ・マネ、ジョッタ、ロベルト・フィルミーノ、そして冬に加入したルイス・ディアスと世界トップ級。それだけに、南野は思うようにチャンスを手にすることができなかった。

 それでも、カップ戦での活躍やこの日のゴールが示すように、南野は出番を与えられたときに結果を残してきた。リバプールというワールドクラスのチームで、今季の南野が一定の存在感を示してきたことは確かだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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