【J1採点&寸評】鹿島×山形|3-0の快勝で4年ぶりの5連勝! ステージ首位をキープ!!

2015年08月23日 サッカーダイジェスト編集部

シュート数では下回ったものの、鹿島は決定機を逃さなかった。

【警告】鹿島=山村(14分)、遠藤(84分) 山形=キム・ボムヨン(31分)、山田(37分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】遠藤 康(鹿島)

【試合内容】
 鹿島が3発快勝で第2ステージ首位をキープした。過去7戦負けなし(4勝3分け)の山形に序盤は主導権を握られたが、40分に金崎が先制ヘッド。57分にはパスミスを奪い、土居、遠藤と素早く展開してカイオが押し込んだ。
 
 74分には、カイオのお返しアシストを受けた遠藤が鮮やかな左足をミドル。11年7~8月以来4年ぶりの5連勝を飾った。守備陣も、山形のロングボール攻撃を想定して起用された186センチ同士のボランチ山村とCB植田が機能。2失点した前節仙台戦の反省を活かし完封に導いた。
 
 山形は好連係からディエゴが最終ラインを破る場面もあったが、シュートの精度が低かった。守りも乱れて14戦勝ちなしとなった。
 
【チーム|採点・寸評】
鹿島 6.5
最下位相手にシュート数では下回ったが、好機を逃さず、したたかに点を重ねた。
 
山形 5
攻勢の序盤は理想的な展開もパスミスなどで自滅。3失点以上は今季7度目の屈辱。
 
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6
少ない危機も集中して止めた。ボックスを飛び出してのクリアなど判断力が光った。
 
DF
22 西 大伍 6
右サイドの起点になる。初めてキャプテンマークを巻いてチームを5連勝に導いた
 
23 植田直通 6
ディエゴとの肉弾戦を制して完封。7試合ぶりの先発で空中戦の勝負強さを示す。
 
3 昌子 源 6
後輩の植田をリードし、ほとんど決定機を作らせなかった。クリアも安定していた。
 
16 山本脩斗 6
初の3戦連発はならなかったが、守備で貢献。パスカットなどで左サイドを制圧。
 
MF
4 山村和也 6
負傷の小笠原に代わって先発。186センチの高さを活かしてロングボールを撥ね返した。
 
20 柴崎 岳 6
攻撃参加も周りに使ってもらえなかった。珍しく味方とのパスが合わない場面も。
 
25 遠藤 康 7
得点もアシストも美しかった。劣勢の中、足元の技術を生かしてタメをつくった
 
7 カイオ 6.5
遠藤との好連係で1得点1アシスト。粘る相手を一瞬で仕留めるセンスがあった。
 
FW
33 金崎夢生 6.5
序盤からハイプレスの中心になり、40分にチームを助ける先制弾。今季5点目を奪う。
 
8 土居聖真 6.5
出身地のクラブである山形を相手に初アシスト。密集を抜けてクロスを上げる流れは見事。
 
交代出場
FW
18 赤崎秀平 5.5
途中出場で好機はあったものの決め切れず。精彩を欠いて天を仰ぐ場面が多かった。
 
MF
40 小笠原満男 5.5
左太もも裏の張りでベンチスタートも、途中からピッチに立ち試合を引き締めた。
 
DF
17 鈴木隆雅 5.5
残り4分から出場。練習でのアピールが実り、プロ入り後2試合目の出番を掴んだ。
 
監督
石井正忠 6.5
チーム内の激しい競争を呼び覚ます分け隔てない起用で就任後5戦全勝。ハーフタイムの落ち着かせる指示が利いた

次ページ力の差を見せつけられた山形。序盤の勢いを保てず。

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