「日本の文化は素晴らしい」南野拓実が見せたゴール後の“控えめ”なセレブレーションをリバプールサポが称賛「彼を愛してるよ」

2022年05月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

今季初先発、フル出場で勝利に貢献

同点ゴールを挙げた南野は控えめな笑顔を浮かべたのみで、喜びに駆け回ることはなかった。(C)Getty Images

 現地時間5月17日に開催されたプレミアリーグ第37節で、リーグ2位のリバプールが、15位のサウサンプトンと敵地セント・メリーズで対戦。2-1で勝利を収め、首位マンチェスター・シティとは勝点1ポイント差で最終節を迎えることになった。

 この試合でユルゲン・クロップ監督は大幅なターンオーバーに踏み切り、ベンチ外が続いていた南野拓実は今シーズン初先発を果たす。そして南野は1点をリードされた27分に同点弾を奪取。リーグ戦では今季3点目、公式戦では通算10ゴール目を記録している。

 その南野が得点後にみせた態度が、現地で注目を集めている。同点ゴールに同僚もサポーターも沸くなか、背番号18は控えめに喜びをアピールするのみで、感情を爆発させてフィールドを走り回るようなことはなかった。
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 この様子を現地専門サイト『Empire of the Kop』が取り上げ、公式SNSを通じて「彼はゴールの後、いつもと違う態度をとった。そのことに皆は気づいている。レッズはどう思う?」と綴り、現地サポーターに呼びかけた。

 すると、現地サポーターからは日本人FWの態度を尊重する声が多く上がった。昨シーズンの後半をサウサンプトンで過ごした南野にとっては古巣対戦であったことも踏まえ、「日本の文化は素晴らしい。かつてのチームに敬意を示している」「彼は謙虚な性格で、得たチャンスをモノにした。彼を愛してるよ」「彼は敬意を示すことが当たり前の文化から来ている」「ボールはネットに吸い込まれた。それでいい。何も害はない」「彼はセインツに敬意を示し、私は彼のやり方を尊重する」「感動的だ。それでいいじゃないか」といったコメントが寄せられた。なかには、「それが当たり前なのに、どうして我々は忘れているのか」「こんなことを問題視するほうがおかしい」といった声もみられた。

 出場機会がないなかでも、真摯にトレーニングを続け、チャンスをモノにした南野。そのフットボールに向き合う姿勢は、現地ファンにも確かに伝わっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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