J１リーグの第２ステージ・８節は８月22日、各地で８試合を開催した。デンカビッグスワンスタジアムで行なわれた新潟対広島は、アウェーの広島が２-０で勝ち、第２ステージ、年間順位ともに２位の座をキープした。

【J１ PHOTOTハイライト】２ndステージ・８節
 
　試合は、序盤から新潟がペースを掴んだ。前線からのアグレッシブな守備が機能し、ショートカウンターから広島ゴールに迫る。38分には加藤のスルーパスに抜け出した山崎がシュートを放つがゴール左に外れた。
 
　前半は、新潟が押し気味にゲームを進めたもののスコアレスで折り返す。後半に入っても新潟が主導権を握り、次々と決定機を作り出すがゴールを捉えられない。
 
　すると60分、広島は右サイドへの大きなサイドチェンジから、ぽっかりと空いた敵陣のスペースにDFの塩谷がタイミングの良い攻撃参加で入り込む。ミキッチからのパスを受けた塩谷は、そのままゴール前へ侵入。浅野とのワンツーから左足の豪快なシュートでネットを揺らし、劣勢気味の広島が先制した。
 
　広島はその後、途中出場の浅野がカウンターから新潟ゴールを狙う。68分にはミキッチからのフィードに抜け出し、惜しいシュートを放つ。
 
　一方の新潟も82分に再び山崎が裏のスペースに抜け、GKと１対１の絶好機を迎える。しかし、これも広島の守護神・林によって阻まれ得点ならず。
 
　そして85分、勝負を決めるゴールを広島が奪う。カウンターからドリブルで持ち上がるドウグラスを追い越してパスを受けた森崎和が、鋭い切り返しから左足でねじ込んだ。試合は２-０でタイムアップ。広島は押し込まれる苦しい内容ながらも、チャンスをきっちりとモノにして勝ち切った。