「リバプールを4-0で倒して!」ペップがまさかのお願い!Mr.ウェストハムには惜別「残念ながら最後の数例になるかも」

2022年05月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ハーフタイムにあきらめるなと話した」

勝ち切れなかったものの、追いついた点を評価したグアルディオラ監督。(C)Getty Images

 現地時間5月15日に開催されたプレミアリーグ第37節で、2位のリバプールと勝点3差で首位のマンチェスター・シティが、7位のウェストハムと敵地ロンドン・スタジアムで対戦した。

 前半で2点を先行される苦しい展開となるも、49分にジャック・グリーリッシュの強烈なボレーシュートで反撃の狼煙を上げると、69分にはオウンゴールで同点に追いつく。その後も畳みかけ、86分にPKを獲得するが、リャド・マハレズが痛恨の失敗。勝ち切ることはできず、最終節前の一戦を2―2のドローで終えた。

 しかし、現地メディア『Sky Sports』によれば、ジョゼップ・グアルディオラ監督は「勝てれば完璧だったが、ウェストハムはヨーロッパリーグを戦っているし、信じられないようなシーズンを送っている」と、難敵相手に追いついた点を評価している。

「我々は本当に良い試合をした。ハーフタイムには1点決めれば勝てる、あきらめるなと話した。幸い、後半の早い時間帯に得点できたね。もう1試合、ホームで仲間たちと一緒に戦う。エティハドは満員になるだろうし、試合に勝ってタイトルを獲得するために、可能な限り最高のパフォーマンスをするだろう」
【動画】マンCが0ー2から怒涛の追い上げも、86分にまさかの…
 17日にサウサンプトンと戦うリバプールとの勝点差は4に。ライバルが今節で敗れればその瞬間、2年連続8度目のリーグ制覇が確定する。サウサンプトンへのメッセージを問われると、「リバプールを4―0で倒すことだ!」と冗談交じりに答え、こう続けている。

「私たちの大きな大きな特権は、ホームで、(リーグ制覇は)手の中にあるということだ。自分たち以外を見る必要はない。ただ、全てを捧げるだけだ」

 また、スペイン人指揮官は、今シーズン限りで現役を引退するため、この試合がホームラストゲームとなった"ミスター・ウェストハム"マーク・ノーブルにも言及。「こういうタイプのサッカー選手の軌跡には感服する」と、ユースから一筋のワンクラブマンに最大限の敬意を込めている。

「彼のキャリアは全てここ、故郷であるウェストハムにある。残念ながら、世界のサッカー界で見られる、(1つのクラブで)キャリアを全うする最後の数例になるかもしれない。彼の知識は、イングランドサッカー、プレミアリーグ、ウェストハムにとって素晴らしいものになるだろう。シティを代表して、彼の素晴らしいロングキャリアに祝福を送りたい」

 グアルディオラ監督は勝点2を落としたのではなく、最終節のアストン・ビラ戦に弾みのつく、勝点1を掴んだと考えているようだ。4冠達成を目論むリバプールとの熾烈なデッドヒートは、最後の最後まで目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】ペップ×ノーブル!チームを越えた熱き友情をチェック

【PHOTO】C・ロナウド、アグエロ、ベンゼマ、イブラ、ポグバetc…世界的名手たちが誇るスーパーカーを厳選&一挙紹介!

次ページ【動画】ペップ×ノーブル!チームを越えた熱き友情をチェック

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事