【J1展望】2ndステージ・8節|浦和-仙台|前回対戦の反省を活かして勝点3を掴むのはどちらか?

2015年08月21日 サッカーダイジェスト編集部

浦和――仙台と相性の良いエース・興梠の爆発に期待。 仙台――前回同様に浮上のきっかけを掴みたい。

故障者/浦和=石原 仙台=渡部、ウイルソン
出場停止/浦和=関根 仙台=なし

J1リーグ・2ndステージ・8節
浦和レッズ – ベガルタ仙台
8月22日(土)/18:30/埼玉スタジアム
 
浦和レッズ
2ndステージ成績(7節終了時):8位 勝点11 3勝2分2敗 8得点・7失点
年間成績(24試合終了時):1位 勝点52 15勝7分2敗 47得点・24失点
 
【最新チーム事情】
●関根の出場停止を受けて、右ウイングバックに高木を起用するか。
●仙台の"追い上げ力"に警戒。前半は相手を走らせて、後半勝負もプランのひとつ。
●仙台戦と相性抜群の興梠。活躍に期待。
 
【担当記者の視点】
 前節・湘南戦は、第1ステージ・15節の清水戦以来となるホーム無失点勝利。代表中断明け2連勝に「悪い流れは断ち切れた」と選手たちは手応えを得た。しかし、今節の仙台戦では右ウイングバックの関根が出場停止。順当にいけば左に橋本、右に宇賀神となるが、練習では右に高木を入れる布陣もテストした。ドリブラーをサイド攻撃のポイントと考えれば、途中交代で試すことも考えられるオプションだ。
 
 ボランチの柏木、GKの西川が共通して警戒するのが、リードを許した後の仙台の力。西川は「仙台は追い上げてくる強さがあるチーム」と印象を語る。柏木は「0-0でゲームが進んで、後半に得点するのが理想。4-4-2に対する守備を整理したい」と、早い時間にリードしながら4失点した前回対戦を踏まえて語った。興梠も「前半に相手を走らせて後半勝負もあり」とゲームを見据える。
 
 その興梠は、浦和加入後の仙台戦で5試合・6得点(リーグ戦のみ)と最高の相性を誇る。ホームでの直近2試合は決定機をモノにできていないが、「(代表の)疲れも抜けて調子が上がってきた」と語るエースの爆発に期待したい。
 
 
ベガルタ仙台
2ndステージ成績(7節終了時):17位 勝点4 1勝1分5敗 10得点・14失点
年間成績(24試合終了時):13位 勝点27 7勝6分11敗 37得点・34失点
 
【最新チーム事情】
●渡部とウイルソンが全体練習に部分合流。復帰に向けて順調に調整中。
●直近2試合で相手に合わせた布陣を採用。浦和戦も同様に可能性あり。
 
【担当記者の視点】
 前々節の松本戦に逆転勝利して波に乗るかと思われたが、前節・鹿島戦は2点差をひっくり返されての敗戦。しかも後半は一方的に攻められ続け、最終的なシュート数は5対25となり、"勢いの差"と呼ぶには大きすぎる溝を感じる一戦となった。
 
 調子が上向かないまま迎える今節の相手は年間勝点首位を奪還した浦和。今のチーム状態では一番戦いたくない強敵だが、前回対戦時(第1ステージ・11節)は4-4と殴り合いを演じて勝点1を分けた。あの試合のイメージが残っていれば、アウェーといえども番狂わせを演じることもできるはず。そのためにはリーグ3位の走力を活かすことはもちろん、狙いどころを定めて、激しい寄せで選手一人ひとりを自由にさせないことが必要だ。
 
 第1ステージは浦和戦の引き分けを契機に、上昇気流へと乗った。勝点3を持ち帰るミッションは難題中の難題だが、前回と同じように、この試合から浮上のきっかけを掴みたい。
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