マンチェスター・シティに所属するウクライナ代表オレクサンドル・ジンチェンコが、５月10日に自身のインスタグラムを更新。母国に対するロシアの軍事的侵攻により難民となった10歳の少年を、クラブのトレーニング場に招待したことを明かした。

　ジンチェンコは少年との練習風景の写真を公開。ふたりは楽しそうにプレーし、ピッチの上で交流を深めたようだ。「彼は10歳。今、彼はすでに安全な場所にいる。だけど、ほとんどのウクライナ人と同じように、彼と彼の家族は、戦争のために愛する家から逃げることを余儀なくされた」と綴り、「サッカー少年を夢見るこの少年と、チームで楽しくトレーニングした」と報告している。
【画像】ジンチェンコと10歳少年の心温まる交流…。ふたりは笑顔でボールを追いかける

「彼はただ、私たちの国の平和を夢見ている。平和、自宅でのごく普通な生活。なのに、ロシアからの戦争のせいで、彼のような子どもたちが僕らの国にはたくさんいるということに胸を痛めている。子どもの頃に人生を奪われるということは、何よりも悪いことだ」

　そしてジンチェンコは改めて「僕らのウクライナの勝利の日はもうすぐ来ると信じている。ウクライナに栄光あれ」と綴っている。

　この投稿にはシティの同僚であるイングランド代表ジャック・グリーリッシュやポルトガル代表ジョアン・カンセロがハートの絵文字を残しているほか、古巣のシャフタール・ドネツクの公式SNSも反応。

　また、世界中のファンからも500件以上のメッセージが寄せられ、「あなたの行ないはどんなものよりも素晴らしい」「少年が笑顔でいるのがたまらないな」「どうか一刻もはやく愚かな争いが終わりますように」「最後の写真で涙がこぼれたよ」といった声が見られた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
　
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