「残留したら南野拓実を補強すべきだ」リーズの地元メディアが提唱!「多才なクオリティは本当に役立つ」

2022年05月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「23試合に出場し、10ゴールに関与している」

ここにきて出場機会がさらに激減している南野。今夏の去就が注目されている。(C)Getty Images

 懸命に練習に取り組んでいることは、指揮官も認めている。だが、リバプールの南野拓実が出場機会を失っていることは変わらない。当然、夏の去就が注目される。

 特にカップ戦で限られた出場機会を生かし、リバプールに貢献してきた今シーズンの南野だが、2月以降は本当にチャンスを得られていない。プレミアリーグで最後に出場したのは、90分に投入された2月19日のノーリッジ戦。公式戦でみても、64分から出場した3月20日のFAカップ準々決勝ノッティンガム・フォレスト戦が最後だ。

 ユルゲン・クロップ監督は先日、南野が「驚くほどのトレーニングをしている」と明かし、試合のメンバーから外すことは「私がしなければならない最も難しい作業のひとつ」と述べた。指揮官の賛辞は誇りに値する。しかし、27歳の南野がキャリアの分岐点に差し掛かっているのも確かだ。

 周知のとおり、南野は冬にリーズへの移籍が噂された。実現には至らず、リーズはマルセロ・ビエルサ前監督を解任したが、日本代表アタッカーへの関心は絶えず報じられている。ビエルサの後任に選ばれたのが、レッドブル・ザルツブルクで仕事したジェシー・マーシュ監督だからなおさらだ。

【動画】南野の右足が火を吹く!ノーリッジ戦で叩き込んだ2ゴールをチェック
 5月8日、そのリーズの専門メディア『Leeds All Over』は「降格を回避したらリーズが優先すべき補強3選手」と題した記事で、そのひとりに南野を挙げた。「さらなる純粋なストライカーの獲得を優先する必要があるリーズだが、ミナミノの多才なクオリティを手に入れることも、本当に大きく役立つはずだ」と伝えている。

「ラフィーニャが今季限りとなりそうなだけに、彼の代わりに得点で貢献できる選手を見つける必要がある。ミナミノはリーズにサム・グリーンウッドが垣間見せたような役割をもたらすことができるだろう。そして、トップリーグでの経験は彼よりもはるかにある」

 マーシュ監督との過去を紹介しつつ、同メディアは「今季、ミナミノはそれほど頻繁に出場していない」と伝えた上で、日本代表FWが一定の結果を残していると報じた。

「だが、公式戦通算で23試合に出場し、10ゴールに関与している」

 いずれにしても、まずは降格圏の18位リーズがプレミアリーグに残留できるかが鍵となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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