「自軍ファンからだともっと悲しくなる」パリSGネイマールが執拗なブーイングに心境吐露「ソーシャルメディアもよくない」

2022年05月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

カタールW杯には「自分の人生を捧げる」

ブーイングについて率直な思いを語ったネイマール。(C)Getty Images

 パリ・サンジェルマンのネイマールが、サポーターに理解ある行動を求めた。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』が5月7日付けで報じている。

 パリSGは昨夏、リオネル・メッシをはじめビッグネームを相次いで獲得。悲願のチャンピオンズ・リーグ(CL)制覇へ機運が高まったが、レアル・マドリーとの決勝トーナメント1回戦で逆転負け。早期敗退を喫し、ネイマールはなかなか調子の上がらないメッシと共に戦犯扱いされ、執拗なブーイングを受けた。
【動画】CL敗退直後の試合で…本拠地に響き渡ったメッシとネイマールへの大ブーイング

 先日にも「契約期間があと3年残っているから、彼らはブーイングするのにそのうち飽きるだろう」と皮肉交じりに語っていたブラジル代表FWは、同胞のジエゴ・リバス(フラメンゴ)とのライブ配信で、改めてこの一件に言及。「正直、ブーイングを受けるのはいつも嫌なものだけど、それが自分たちのファンからだともっと悲しくなるね」と、率直な心境を明かしている。

「でもどうしようもないことだし、こんなことで落ち込んでいる場合じゃない。サポートしてくれる人たちのためにプレーしないとね。それにソーシャルメディアもよくない。勝って、物事が上手くいけばみんな応援してくれるけど、その逆の時は、すごくネガティブになるんだ」
 
 夢半ばで敗れたCLについては「今年はパリ・サンジェルマンでチャンピオンズ・リーグを勝ちたかった。本当に獲りたかったんだ」と思いを伝えたネイマールは、その悔しさも晴らすべく、「今はカタール・ワールドカップに集中したい」と気持ちを切り替えている。

「ブラジル代表で故郷へワールドカップのトロフィーを持って帰りたい。そのための準備をしている。優勝という目標を達成するために、自分の人生を捧げるつもりだ」

 限られた準備期間のなか、ブラジルは来月6日に国際親善試合で日本と対戦。国立競技場でのプレーに注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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